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2014/06/08 阪本奨悟 東名阪ワンマン「Simple」TOUR @大阪MUSE

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2014/06/08 阪本奨悟 Simple TOUR 大阪初日



今年の二月、阪本奨悟は初めて東京でワンマンライブをした。
大阪から東京へ向かったわたしたちも奨悟くんもサポートメンバーも、豪雪によるトラブルに巻き込まれた。
静岡でバスや車を降り、新幹線で東京へ。
都内の交通機関は復旧していたとはいえ、道には雪が積もり、足元は心許ない。
タイムスケジュールはおし、ライブは30分遅れで始まった。
車に残した衣装や物販のCDや写真はライブに間に合わず、私服、つまり着の身着のままでステージに出た彼は観客でいっぱいの会場を見つめて歌詞を飛ばすくらい涙ぐみながら歌った。



それから四カ月弱。
初めてのレコ発ワンマンライブツアーが大阪から始まった。
目標の一つであったワンマンライブツアーを実現できて嬉しいと彼はMCで語った。
確実に階段を登っていく姿をリアルタイムで追えるわたしは本当に幸せだと思う。
2012年の12月から阪本奨悟として活動を始め、対バンのライブで経験を積み、CDを作成し、物販に立ち、海外のイベントに呼ばれ、自らイベントを開催し、大阪東京でのワンマンを成功させている彼の姿を見ることで、前の活動ではきっと得られなかった感情をわたしは得ることができている。
彼が、彼の歌が好きだからライブに通うし言動に注目しているが、それでもやはり腹の立つことや悔しいと思うことがある。


そのうちの一つが、彼のステージがDVD化されないこと。
再三リクエストしているが、本人曰く一人で音楽活動をしているので、クオリティの高い映像化はできないからやらないとのこと。
「画質が悪くたってかまいません!」と言ったところで彼は必ず困り眉で「いや~」と苦笑いをする。
CDや写真で今の阪本奨悟を手元に置いておくことはできる。
しかし、まだ動く奨悟くんを手元には残せないのだ。
(唯一1年前に披露されたNEVERだけはYoutubeにアップされているが1年前だ)
今回のライブで自信たっぷりに出てきた奨悟くんは相変わらず美しくて可愛くてかっこよくて、手軽に鮮明な映像を残す技術は発達してきたのに、今の彼の姿を保存するカメラがないことを私は心底恨んだ。
贅沢なことだと自分でも思う。
でも、どうしてもこの瞬間を永遠に残したい。
東京でのワンマンライブで彼が涙ぐんだとき、わたしはこの瞬間を一生忘れないと誓った。
同様に、今回のツアーで彼を見たとき、この一瞬一瞬を一生忘れたくないと思った。
ギターを鳴らして歌を届けようとした彼の瞬間を精一杯記憶しようとした。
ギターをおろして歌だけで魅せようとした彼の瞬間を精一杯記憶しようとした。
私の中での、Simple TOURの阪本奨悟は時を経ればきっと変わっていく。
この記憶が変わることのないようにしたい。でもそれはできないから映像として残したい。しかしDVDはできない…。


こんなに長々映像化されないことに文句をたれているが、一言で理由を言うと
「だって もったいないんだもん!!!」
ヲタフィルターを取っ払っても、彼は整った顔をしているということは前回の対バンライブでの企画で証明された。
今を残さないでいつ残すの!今でしょ!と言いたくなる容姿をしているのに残されないことが本当に惜しい。
今の彼の姿はライブでしか見れない。
少しでも気になっている人もそうでない人も、多少無理をしてでも一度阪本奨悟の姿を見に来ることをオススメする。
Twitterやブログで見れる写真も素敵だけれど、彼の歌を、魂をぶつけている姿を、ぜひ見てほしい。


というわけでようやくライブのレポート↓↓


1.花のように
2.ネガイヲコメテ
3.You Can Shine
MC
4.あの空の向こうに
5.時を駆けて
6.あなたに会えたら
MC & サポート紹介
7.タイトル不明(シャララの歌)
8.THE same
9.心中叫
10.大事なこと
11.未来へ
12.TWILIGHT
13.雛の唄
14.NEVER

アンコール
15.アスファルトに咲く花
16.一日の終わりに

いつものワンマンでは、BGMが流れる中サポートメンバーが入場し、そのあとに奨悟くんが入ってくるが、今回は幕があくとすでにサポートメンは持ち場につき演奏を始めている。
奨悟くんは幕があいた後にステージ上にあらわれ、ギターを持つ。
……一曲目は「花のように」。
アコースティックギターを弾きながら5段階でいうと3くらいの具合で表情つけながら歌うしょごさん。
*1
この曲かは忘れたけど、白ライトが奨悟くんにだけ照らされたときの儚げさと強さは今の彼にしか表せないことだと思った。
奨悟さんは色が透き通るように白いのに唇は薔薇のように赤いので、いつも「白雪姫か!」と突っ込みたくなるが、照明の効果もあって今日は一層白雪姫か!と突っ込みたくなった。
上手から照らされた奨悟くんの影が下手側の壁に浮かんでいて、本人とその対比がキレイだった。
一曲目を歌っただけで、汗だく。頬はほんのりピンクがかっていたけれど、首の汗は滝のように流れ、フェイスラインも汗で煌めいていた。


二曲目は「ネガイヲコメテ」。
軽やかなキーボードがはじまるとしょごさん汗をぬぐってギターをおろして後ろに置く。
あれ、ギターは?どういうこと??と疑問に思っていると、マイクだけを持って笑顔で手振りを促す奨悟くん。(ほんとこの子は手を振るの好きだね!)
膝でリズムをとりながら*25段階中4の表情の具合そしてマイクを持たない方の手をつけながら歌う。
この曲では終始ご機嫌だった。
上手から下手へニコニコしながら移動して客席煽って、本当に嬉しそうだった。
マイクのコードを手繰りよせてわっかにして持ってるとか、奨悟さんがやっているのを初めて見たけど、この動作がこんなに可愛いなんて知らなかった。(真顔)
手振りを促しておきながらあっさり手拍子にいってしまう奨悟さんが愛おしいのはいつものことだけれど(そして観客は迷子になる)、マイクをもった側の腕の内側を手拍子で叩きすぎたせいか真っ赤になっていたことは見逃していない。


ギターを二曲目でおろしたのには驚いたし、おろしたことによって空いた片手で表現の幅ってずいぶん広がるものだなあと思った。
表情をくるくる変えて歌う彼はとても可愛くて、えーもう一週間もすれば21ですかまじですかというほどの天使っぷり。
上手から下手へうつり、上記の膝でリズムとりながらニコニコしている彼の姿を見て、「なぜ 映像化されないの…」と悲しさMAXになった。ダントツの天使っぷりでした。


スタイルを変えずそのまま突入した三曲目は「You Can Shine」。
笑顔で手振りを促す奨悟さん。
この曲の手振りとPPPを始めとする手拍子の切り換えは慣れたけど、後述のTWLIGHTは鬼難だった。


MCを少しして、手拍子をあおりつつの四曲目は新曲。フォロワーさん情報によるとタイトルは「あの空の向こうに」らしい。
タイトル言わず当然のように始めるから、東京で発表した新曲かと思ってた。
爽やかな曲。


五曲目は「時を駆けて」
だいたいワンマンではピアノにチェンジするのに今回はせず。このときギター弾いてたっけ…?
照明が奨悟くんだけを照らして紺色のバックに奨悟くんが一生懸命歌う画がほんとに好きだなあと思った。
声の伸びがキレイだった。


六曲目は「あなたに会えたら」
「幾千の夜を越えて」って歌詞のとこがええ幾千だろうと幾万だろうと飛び越えていくよ!と即答したくなるくらいよかった。


曲が終わり、MCのちサポートメンバー紹介
おっくん→やっちゃん→たけまさん→ゆーじさん
の順。
ただしいつもの

奨悟<ボーカルはーっ?
\しょーごー!!/

ってやつがなかった。ないんかーいってずっこけた。


7曲目はタイトル不明なので「シャララの歌」(仮)とします。
「みんなでシャララと!歌ってください!」と笑顔でうながす奨悟さん。
5/11初披露のときは「ラララ」だったのにいつの間にか「シャララ」になっていて驚愕。
しかもしょごさん「シャ」つけたりつけなかったりしてるからフラフラしてるんですけど…!
フォロワーさん情報によると、本人は歌いやすいと考えてこれにしたらしい。
まさに「ほら、シャララって歌ってね♪」って言いたげな笑顔であおってくるしょごさんは超きゃわ。
歌詞も一番は変わっていたはず。みんなで歌う前提な感じの歌詞。
よっぽど前回の反応が嬉しかったのだなと微笑ましかった。


8曲目はTHE same。
赤いライトが焚かれていてかっこよかった。
ギターバンドとバラのシャツとライトが赤くて真っ赤か!。
5段階中4な表情のつけ具合。
トワイライトもだけど、こういういわゆるロックな曲はもっと入り込んだ表情見せてほしいなーと思う。
しょっちゅう書いているけど去年の京都でのライブはマックスにぶっ飛んでて奨悟くんの世界作ってて激アツだったので、またいつかあの作り込んだ表情で歌ってほしいと思う。


9曲目は心中叫!
間髪入れずのイントロは高まる。
いつも心中叫のイントロにおける楽器の音のハマリ方が気持ち悪いが今回も相変わらず。
あと途中で歌詞飛んでた。
この曲が一番gdgdしてたかも。
大サビで楽器の音が一瞬なくなって「ッダーン」って始まるとこ(表現が貧しい…)がかっこよかった。


10曲目はブルースハープをつけての「大事なこと」
少し目を潤ませてるのか、目を細めているからはっきりわからないけど、オレンジの照明との効果もあってジーンと来る。
前奏部分のブルースハープはだいぶアレンジしてた。
今までのハープ吹いてる姿は可愛くて可愛くて仕方なかったけれど今回はなぜだかかっこよく感じた。
クールに?なった?
この曲は書いた時期(音楽活動を始めて割とすぐ?)歌詞が歌詞なだけに意図せず神妙な気持ちで聞いてしまう。


11曲目は「未来へ」
4/8の東京でのライブで初披露されたもの。なので、わたしにとっては初めて聞く歌だったけど、あんまり記憶がない…。
最後のビブラートに鳥肌たった


12曲目は「TWILIGHT」!!
たぶんここでアコギからエレキに変えたんだけど、後ろにまわして背負う感じにしてマイク持ってもう片方の手はフリーにしていた。衝撃。ギター持ったのに弾かんのか…と。
そして相変わらずこの曲は観客の手を迷子にさせる…。
手拍子させるのか、拳突き上げさせるのか、こっちはそわそわ周りを伺っているのに奨悟さんは自分の世界作り込んでいこうとしていて、ちょっと待って私の脳内キャパはそんなに広くないよ!って叫びたくなるのがこの曲。
人指し指をこめかみに当てたり、しかめっつらしてみたりしてるけど、そっち見たいけどこっちはどうノレば…!!
もう地蔵になるよ…と思ってしまう。
最後の「瞳見開いて」のひとーみーのとこでッダーンって演奏が入るし(CD参照)、しょごさんも体全体でそのリズムとってて超絶かっこよかった。


まだまだ行くぜーって言ってからの13曲目「雛の歌」
な・ん・で・だ・よ!
いきなりロックからめちゃめちゃ爽やかなのに行くって高低差ありすぎて耳キーンなるわ!って突っ込み入れちゃう。
でもCDではトワイライト→雛だから…いやでも…
The Sameとセットでロックまとめでやればいいのに…と思ったけれど、ギャップさがいいのか…な?
そしてこの曲もギターは弾いてなかった気が…する。
最後観客からオイ!オイ!が入って楽しかったー。


そして最後は定番の「NEVER」!
バンドだと音がやっぱり華やかでテンションがすごく上がるからこの曲大好き。
でも、大サビ前で「盛り上がっていくぜーっ!」て煽ったのに、次の歌詞上手く入れなくて流したのには「おいい!」ってなった。
このずっこけ具合は一年前の対バンで心中叫のイントロとちったのと同程度のずっこけ具合でした。


本編はこれで終了。
拍手からアンコールが起こったりハッピバースデーの歌が始まったり…。
奨悟さんはアンコール出てくるの早い?
みんな気が早いなあーと言う奨悟さん。
おめでとうと口々に叫ぶ観客に「え?え?」と不思議そうな顔で聞く様子が、毎回ある流れやなあと思った。(興奮する客に対してクールな対応or困り顔orにっこり笑ってスルー)


新曲持ってきました!で、キャーッと思ったら「アスファルトの…」
あ…(この話どこかで聞いたぞ~?^^)
というわけでアンコール一曲目、実質15曲目は「アスファルトに咲く花」。
この曲はイントロが好き。


16曲目は「一日の終わりに」。曲前のMC↓

・皆さん大変なことが…仕事とか恋愛とかいろいろありますよね?
・僕はバイトをしながらお金を得て、音楽活動に使っていました。
・路上で歌っていたけど、止まってくれる人はなかなかいない。
・やっぱり甘くない、厳しいなー、と、自分の身の丈の小ささを実感しました。
・それでも通りすぎた人のどこか一部分に自分の想いを届けられたらいいなと思う。

この曲大好き。奨悟くんのバイト時代、うまくいかなかったという時代が少しわかるから。
そして共感できるから。
前回聞いたときは思わず涙目になったが今回は少し余裕を持って聞くことができた。でもやっぱり泣きそうだった。


歌い終わった後、晴れやかな顔で彼は去って行った。


MC中、奨悟くんは「テニミュ」とはっきり発言した。「お世話になってます」とまで。今の彼を見に来てくれる人の大半はテニミュ時代からの客だ。
一年前は共演者が発言しようものならタブーに触れた…!とこちらも反応していたが、ずいぶんゆるくなった。
一年前は活動再開が素直に嬉しかったけれどこれからどうなるんだろうと同時に不安でいっぱいだった。
このまま大阪にいるんだろうか、いや彼に限ってそれはない。でも…?
東京でワンマンを成功させ、ニコ生に出演し、ラジオで曲とコメントが流れ、そして今回のMCで
「本当に皆さんこれから楽しみにしててください!もう一段あがった阪本奨悟をお見せできると思います」という発言。
着実にステップアップしていく奨悟くんが次にどんな景色をわたしたちに見せてくれるのか。
20歳の年は大きく飛躍した。
21歳の年も大きく飛躍してほしいと願う。


オーラスの名古屋、楽しみ!


MC集

・はやいものでもう21になります~
・去年初のワンマンライブをクラブ マーキュリーってとこでやったんですけど、この中で来たっていう人いますか?
・あーちらほらー^^
・あっ、もう一回手を挙げてもらっていいですか?あー見た顔ばっかりですねー(にこにこwithドヤ)
・この会場(一年前の初ワンマン会場)はキャパ50人だったんですけど、僕のライブに来てくれたのは150人で、非常に酸素が薄かった。
・いろいろ皆さんとコンタクトとって、覚えれたらいいんですけど、いろいろ質問しちゃってもいいですか?(とまどいの拍手)(ハロであるメンバーがこんな発言して叩かれていたことを思い出す&また年齢聞くんだろがくぶる)
・ライブに初めて来た人ー?
手を挙げた観客に聞く。
・どちらから来ましたかー?
あてられた観客興奮してヤバイヤバイと叫ぶ。
・ヤバイっすか?(笑)
次は前方のお客さんに聞く。
・あ、そこの黒い方
(黒い方って…!笑)
大阪から来たと答えたのに対して、対バンきっかけに知ってくれたのかと思ったのかどこで知ったのかを尋ねる。
・え、僕をどこで知りました?
いいよどむお客さん。ワカルワカルヨー
・恥ずかしがらずに!
そんなこと言われても困るよねえ。テニミュと答えるお客さん。
・あーテニミュで!お世話になってます
さらっと会釈するように言う奨悟さん。
・14、15からテニミュやってるんですけどそのときから知ってるよっていう人ー!あーお世話になってます!
・あのときから21になってますからね、お酒も飲める年になりました。
・感慨深いですねーいろいろありましたよーははっ笑

・一つの目標であるワンマンツアーが叶えられて嬉しい
・一人で音楽活動していると難しいことが多いし、甘くないなと思う。
・でも今しか経験できないことだと思う。
・前の自分自身じゃ考えが及ばないところまで気づけられたから今の環境は大事。
・これから阪本奨悟はスイッチ入れ換えて一からがんばっていきたいと思います
・あと、本当に皆さんこれから楽しみにしててください!もう一段あがった阪本奨悟をお見せできると思います

物販にて。
見上げればあの日と同じ空 を見に行ったんですよね?と話したら
え、なんで知ってんの みたいな顔されたので
しょーたくんのツイート内容を友人が伝えたら
なんでやねん! って言ってたー可愛かったー

*1:繰り返し書くが、わたしの中での5段階中5は2013/08/16 京都MUSEでのTWILIGHT

*2:足を浮かせないでその場足踏みみたいな