BREAKING DAWN(仮)

阪本奨悟のしぶといファンをしています

2015/12/26 ネタバレ ミュージカル「ヘタリア~Singin'in the World~」 @ZEPPブルーシアター六本木

フェイスブックCEOのマーク・ザッカーバーグ氏 の名言「完璧を目指すよりまず終わらせろ」を胸にとりあえず勢いで感想書きました。
推敲はしてません!!




ストーリーは、
二時間でわかる世界大戦(第一次、第二次)
という感じでした。
あのよくわからん第一次世界大戦の始まり、ヨーロッパの仲悪いはずなのに同盟組んだり解消したりの過程、なぜ枢軸国が誕生したのかがわかりやすく描かれていたので、高校生は一度見てみたらいいと思う。
戦争ものでシリアスだけどシリアスにしすぎず、コメディとのバランスがよかった。
戦争ものって悲惨さが全面に出てくると思うんだけど、この舞台は悲惨さじゃなくて、あくまで「世界大戦の流れ」だけピックアップしていて、見やすかったです。
(ただしあとで触れるけど、ドイツが降伏したからWWⅡは終戦しました、という結末だった)
悲惨さは他の作品でたっぷり見れるから、流れだけこれで押さえておくのもよいかと。
このバランス感は2.5次元だからこそだと思いました。
小ネタ多くて思いっきり笑えたし、イタちゃんとドイツの関係性にも涙したし、ていうかちびたりあと神聖ローマアアアアアT_Tってなりました。


一番感動したのはキャラの再現っぷりが!!すごかった!!!
イタリア
なにより評判通り長江くんの声がまんまアニメのイタリア(浪川さん)の声で、「イ、イタちゃんがおる…!」ってびっくりした。
ドイツに捧げるイタリアのうたを劇中に二回、コメディとシリアスで歌うんだけど、最後の「ひゃっほう」聞いて感動した。こんなことで…?って自分でも思ったけど、ほんとよかったんだってば!
この子の「パースター」聞いて、高校生のときに原作やCDを細々集めていたこと、アニメを繰り返し見ていたこと(5分だったから)をぶわーって思い出した。
わたしはあんまり漫画読まなくって、舞台から原作に入るんだけど(黒執事とかBLEACHとかテニプリとか)、今回は初めての原作→舞台だったから、素直に再現性に感動した。
ピザをドイツに持ってきてびよよーんってしたり、トマトの妖精になったり、ドイツに泣きついたり、ぽわわーんてしてたり、ドイツに泣きついてびええええって泣いてる仕種とか声とかほんっとただのイタちゃんだった。
声の通りもよかったので、キャスト陣の中で比較的セリフ、歌詞がききとりやすかった。

ドイツ
近江くんは細めだけど、ドイツとしてひたすらゴツゴツしてた。
オラオラじゃなくて、ゴツゴツしていてずっと怒鳴ってる感じ。
周りに振り回されて(特にイタリアに)頭抱えてるところがただのヘタリアのドイツでした。
WWⅠに負けてから借金返済にひぃひぃしているところ、WWⅡスターリングラードの戦いで弱るところなど終戦まで苦労人みたいな描かれ方をしていたな。
これだけ見てたらドイツに同情しちゃうけど、この舞台だけ世界大戦わかった気になっちゃいけない、ちゃんと他の作品や文献を読んで勉強しなきゃって、思いました。
必死に世界史勉強していた受験生時代、世界政治を学んでレポート書いてた学生時代を思い出したよー。

スターリングラードの戦いで、日本はシベリアから攻めるという約束だったのにいつまでもそんな動きを見せないから
「日本は何をしているんだ…?!」って繰り返し言ってて、「あっ、ご、ごめんなさい…」ってなりました。まる


日本
長身のキャストに囲まれて、植ちゃんちんまかった。きゃわわだった。
「肉じゃがを作る工程を歌にしてみました」の場面でアンサンブルの人に割烹着着せてもらうとこが特にきゃわわでした。
声のトーンがにっぽんでした。頻繁に「善処します」と言ったり、土下座していたイメージがあるな。
あとイギリスに「お前、もっと悔しがれよ!こういう風に!…くそっ!」と指導される場面では、「…くそっ」と上手くやれないもんだから、イギリスから「俺のモノマネすればいいんだよ」と振られてイギリスのソロシーンであるロックナンバーを歌ってシャウトするのをやってのけた日本はすごいと思いました。お見事でした。
炬燵の場面では、話をなかなか進めようとしない(アドリブ)アメリカに、
「大丈夫ですか?」
「(みかん頬張りながら)大丈夫だぞ!」
「えっと…このままストーリーは進まないで大丈夫でしょうか…」
って言っててこのにっぽんつよいって思いました。
滝クリのおもてなしのギャグもやってた。
「こ・れ・は・み・か・ん。みかんです。」
「こ・れ・は・ お・も・ち。おもちです。」
枢軸国が同盟作ったところ?で、ドイツが日本では自分のことを「独」と漢字で表し、これは孤独の独だからオレはまた一人になるのか…と考えるんだけど、そこで日本がすかさず「独逸の逸は、『逸脱』の『逸』です」って言うところはぞくぞくってした。
WWⅠの孤独だけでなく、友達になって同盟を作ったけれど、本当にこの三人(国)で続くのかと不安にかられているドイツに日本がとどめを刺すのが怖かったです。
「♪1、2、3で枢軸国」って歌ってたからはい!!枢軸国かわいい!!大好き!!ってなってたのに、怖いことをさらっと言われてこの舞台怖い…って思った一場面です。


アメリカ
アドリブで大体事故ってる人っていう印象です!
「今日はニコ生とDVD収録があるけど、言っちゃいけないことを言うぞー!でも大人たちが怖いから言わないぞー!」
原作のメリカが3次元に飛び出してきたら、こういうめんどくさそうなやつになるんだろうなっていうイメージに忠実でした。
龍虎は身長高いしお顔ちっちゃいから、すごくスタイル良いアメリカでした。
おそらくここアドリブコーナーなんだろうなっていうところには大体この人がいました。
ドイツの手記を読むときと、イギリスにヒーローになれるぞ!とけしかけられるときのアドリブがおもしろかったなー。
「ふむふむ…アメリカはジャケットを脱ぐと案外細いって書いてあるぞ」→肩だけ脱ぐ→仏「あっ、本当だね」
「なんでストローってこう噛んじゃうんだろうね。ストローが飴だったらいいのに。なんでストローは飴じゃないんだろうね」
あと炬燵シーンで、みかん3個ほど立て続けに頬張ってて、にっぽん(ていうか植ちゃん)に「えっ…まだ食べるですか…」てどん引きされていた。
ただ、アドリブで自由に振る舞っていても、締めるとこは締めてるギャップがね!
世界大恐慌とかでくたばってるとことか。
倉庫掃除がまさか突然来るとは思ってなかったら、驚きました。
アニメでも名場面だから、舞台で見れてよかったです。気まぐれで始めた倉庫掃除で、倉庫の中にはイギリスとの思い出がいっぱい詰まってるってまあ切ないよね。
アメリカのまるかいてで、ストリートダンス(ロックとかハウスとかDJみたいな振り)入れてきたのにはFooo!ってなった。
まるかいては各国のイメージを楽器や曲調にとりいれてるけど、アメリカってその差別化が難しくて(確か当時声優さんも言ってたような…?)セリフで頑張ったって話があって、でもこの舞台でダンスによりその国のイメージを視覚化できるようになったのは、アメリカが一番恩恵受けてるなって思いました。



イギリス
遠目で見てもウィッグがひどかった。ので改善してほしい…。
キャラはツンデレなはずだけどあんまりツンデレ感感じなかったなあ。
フランス兄さんに悪い意味で引き合いに出されてキレるという流れが多かったから、
ツンデレ感と皮肉屋な感じがもっと見たかったです。
あとは妖精さんユニコーンとの絡みとかを見たかった。
サングラスかけながらソロ歌うんだけど、シャウトがよかった。
あと見に行った回ではマイクとりそこねて手が空を切ってたのがきゃわわだった。
まるかいてで、サングラスをあげていたのがきゃわわだった。隣の人もかわいいってつぶやいてた。
かっぷりんぐ厨ではないんですけど、島国の身長差にはぎゃんかわー!ってなりましたわ。
イギリス個人に関してはなんかなー、もっと「ばかぁ!」みたいなセリフが出てくるのかと思ったんだけど、
世界大戦でうまく立ち回りすぎていてあんまり印象なかったです…


中国
アニメかよ!っていう再現率。声が甲斐田さんにそっくりでした。
極東組のパンダのやりとりは笑った。
ジャイアントパンダやるある!」「恐れ入ります、いりません」
あと漢字教えてやったのにひらがな作りやがって、っていう歌とか。
極東組のパートって、政治的にわたしたちにとってセンシティブな問題わんさかだし、なんとなくそわそわしちゃうんだけど、そつなく進んでる感じ。
一番好きなセリフは、
「(侵略されているから)今から我も怒りを歌にするから聞くよろし。いでよドラゴン!!!」
です。獅子舞みたいなのが出てくるのかと思った。(扇子持ったアンサンブルさんたちが出てくる)
WWⅡパートで、イギリスアメリカの後ろで日本にしゃーって威嚇してるのがかわいかった。
ドイツの手記を読むところで、お玉と中華鍋持ってて、中華鍋をかぶってるのがきゃわわでした。
「もーみんな勝手に入ってくるなあるっ!」


ロシア
おそロシア感ある。
おっきーダンスうまいね?!
ウエストサイドみたいな振りのとこ(ジャンプして両足を片側に寄せて空中で一度踵同士を叩くやつ)とかアンサンブルの方たちと引けをとってなかった。
神聖ローマとちびたりあをパペットで出してくるんだし、冬将軍も出してきてほしかったな。
ふわふわしているのに恐怖を同居させてました。
寒さで震えまくってる中国に飲ませる
「これガソリンだから飲んで♡」
吹き出す中国
「ウォッカっていうガソリンだよ♡はい、もう一口飲んで♡」
酔っぱらった中国に頬をぺちっとやられてる呆然とするおそロシア。
語尾にハートが見えるほわほわ感。
ドイツに裏切れたってわかったときのすっと目が冷めた感じがとてもおそロシアでした。


フランス
じゅりさん仕種もしゃべり方もアドリブの入れ方もフランス兄ちゃんでした!!!!
登場時にバラの花びらと共に出てくるのには笑った。これぞフランス兄ちゃんですよ。
・イタちゃんの回想に出てくる若いフランスの格好をしたアンサンブルの方のバックについて一言
「これ若いときのフランス兄さん♡(ドヤ顔)」←めっちゃ笑った
・ポールダンスしながら一言。(なんて言ったかは忘れた)
・「マジノ線だからね、マジ境界線超えられないからね♡」「えぇー!!なんで超えられたのぉぉぉぉぉ」
世界大恐慌でアメリカにお金払えないので、ドイツに支払いを迫るお兄さん。「お兄さんもかっつかつなの!」
パリジェンヌ
パンジャンドラムを見て「何なのこれセンスない」
WWⅡの後始末会議で、「はーいドイツにみんなで!支払いたまえー♪」
あのド派手な軍服をさっそうと着こなしていてさすがパリコレモデルっすわ!
イタちゃんがトマトの妖精になって降伏を連合国に申し出るとき、フランス兄さんがイギリスを人質にとって(ここも身長差きゃわわ)、アメリカが警察、中国が犯人のお母さんっていうミニコントを始めてて何これおもしろいけどいろんな意味で怖いんですけど!?ってなりました。
米「たかしくーん!田舎のお母さんがきてるぞー!はやく出てきなさーい!」
中「たかし…っ」
仏「うるせぇっ!俺はこいつと一緒になるんだ!!結婚するんだ!!!」(客拍手。舞台で堂々と発しちゃうフランス兄ちゃん好き)
米「仕方ない…っ。みんなで呼ぶんだ!せーのっ」\たかしくーん!!/
伊「はーいっ!…はっ、たかしじゃないけど出ちゃった!?」
他「イタリア…っ!?」
何このコント。


オーストリアさん
すごくいいキャラだった。
一人飛び抜けていい声しているし、優雅だし、美味しいところはちゃんと美味しくいただきます、って感じでおもしろかった。
オーストリアとドイツが同居することで、オーストリアが「あなたどうするんです?どこに行くかちゃんと書いてくださいね」って指導するのにドイツが「ええい細かい!」って怒るところに「えっ、ドイツが細かいって怒るってどんだけ…」ってなったんだけど、原作でこんなシーンあったっけ?
貴族が怒るところは、「ぽこぽこ」っていう擬音が見えてきました。
BGMが終わったときにピアノを弾き終えたかのように「今の私の気持ちを表現してみました」っていうのずるい。



ちびたりあ&神聖ローマ
まさかのパペット。声はアンサンブルの方。
でもすごくこれがよかったんだ…!
ちびっこ時代のイタちゃんと神聖ローマを回想して、イタちゃんが神聖ローマの誘いを断ったのを何回も何回も後悔していて、その過ちを再び犯したくないからドイツを助けようと奔走するのにぶわっ;_;ってきました。



最後のまるかいて地球メドレーの破壊度やばかった。
短いけれど当時聞き込んでいた曲が、ビジュアル化して目の前でキャラクターが踊るんだよ!?すごくない?!?!
MMDとは違う2.5次元で人間が踊るのってこんなにわくわくするんですね。
アメリカとイギリス、オーストリアさんのパートが好きだなあ。オーストリアさんは楽器多いから、一気に曲が優雅に華やかになってたし。
円になって周りながら、順番に言っていく間奏のセリフ部分とかさー、これぞヘタリア!っていう感じの大団円で満足感はんぱなかったです。
振り付けも、キャラそれぞれに合わせて踊っていて(手をあげるのもアメリカはバンッて上にあげるけど、日本は胸の前で控えめにあげるとか)ああああわかってるぅぅぅってなりました。


終演後、迷わずDVD予約しちゃいました…。初めてだよ会場予約するの…。
というのも、気になるシーンがいくつかありまして。
アメリカと日本の炬燵のシーンで

湯飲みが割れてドイツ・イタリアのピンチを察する日本。
外出しようとするがアメリカに「君はどこにもいけないよ」と言われる。
すごすご戻ってきた日本はアメリカに猫だましをする。
驚くアメリカに日本は「近所の神社くらいには行ってもいいでしょう」
「何をするんだ?」ときくアメリカに、
日本「百度参りです。せめて友人たちの無事を祈ってもいいでしょう?」


WWⅡで追い詰めれてついに白旗を挙げるドイツを挟んでイタリアと日本

伊「この先も空はきっと青いよ!」(ドイツを慰める的な意味で…?)
日「…今日は曇りですがね…」

日本の降伏を描いてない分ここに何かしらの意味こめてるっぽいんですけど、如何せん知識ないから観劇時にはわからんかった。
DVDで見返したときにわかればいいなあと思って予約しました。


キャラのビジュアル見たときはどうなるのことやら…と正直思ってたんですけど、観劇後はすごく満足度高かったです!
歌のクオリティは高いとはいえないけど、キャラをあれだけ2.5次元に飛び出させてくれてるから、嬉しい。
次回もあれば絶対行きたいです。
次は、ただわちゃわちゃしてる枢軸国が見たい…。軍事訓練の枢軸国とかさ…。
今回は日本が割とドイツとイタリアから一歩距離置いてる感じがすごくしたから、もっと、三人でくだらないことでドタバタしてるのを次回は見たいです。