BREAKING DAWN

ゆるくしぶといファン

刀ミュ むすはじ 50公演おつかれさまでした

50公演お疲れさまでした!


あー終わってしまった。


今回は、単なる所感です。


前楽大楽が始まる前は寂しくて切なくて仕方なかったんですが、終演後ひとしきりおしゃべりした友人たちと別れ、ひとり電車に乗っていると、「終わるときってあっけないんだね」という安定の言葉がストンと腑に落ちました。


あっけない。

血眼になって集めたチケットで通ったけれど、結局自分にできることは観る事しかないんだなあ、と思ったわけです。
一生懸命見るだけ。
だからといってむなしいわけではなく。
ぽっかり心に穴が開いたわけでもないし、空虚でもない。
観劇自体はすごく楽しかったし、ライブもおおいに楽しみました。
ただ終わってしまったことがさびしいだけです。
わたしにとってもターニングポイントになった舞台でした。


観劇が趣味とはいえ、同じ演目は多くて4回で充分だった人間だったので、まあ多めにとってこれくらい…としていたんですが、幕が開いてみると推しの見せ場多々あるし、日替わりも見たいし、ノーマークだった巴さんむっちゃんさんもめちゃくちゃ良くて結局あれよあれよと増やしてしまいました。
弾丸遠征をしてしまったし、TDCに通うことになりました。わろた。なんでやねん。


とても楽しくて苦しくて楽しい一カ月半でした。
東京公演では、毎日上がってくる2部日替わりのレポにやきもきし、なぜこの公演にわたしは入っていないんだろうと本当に苦しかったです。
かわいくてかっこいい写真が上がればどれだけ残業していても平気になることもあったんですが…。


ここまで夢中になって見ること自体が初めてだったので、うまく折り合いをつけることができませんでした。
そして、ヲタク貯金を準備していたしがない社畜OLだもんで、注ぎ込めちゃったんですよね。貯金はやりたいことをやるためにある。
地方住みだったら諦めもつくんだろうけど、都内の会場にアクセスしやすい環境だし、なによりいずれ地元に戻る(はず)ので、いつまでもこんな好環境に恵まれるわけでもないので、行けるときに行っちゃえ!ということで折り合いつけられなかったヲタクは無邪気にチケットを増やしました。
土方さんも「生きたいように生きろ」って言ってたし。(すぐ都合のいい解釈をする)


青年館の二階は視界もアレだし座席の高さもアレでしたが一階はまあまあ及第点…と思っていたら梅芸メインホール最高で驚きました。
椅子も床もふかふかだしなにより音響がいい!!すばらしい!!阪本さんの歌声の魅力を堪能できる!!しかもそこで茶番やった阪本さんっょぃよね!!
と、弾丸大阪遠征でふわふわしながらTDC初日入ったら音響の悪さにまたまた驚きましたね。阪本さん調子悪いのか…?と思ったら、そのあとのメイン曲刀剣乱舞で、「あ、これは音響が悪いのか」って気付いちゃうっていう。


ということで、凱旋公演は椅子の固さや1BL2BL冷房攻撃に疲弊しながら、水道橋に足を運びました。
アリーナ前列に入ったとき、冷房気にせずにすむー!と思っていたら2部の白い煙でやられました。
あれめちゃくちゃ寒い。


GWのマチソワ3日連続は、立ち見がなければもっと死んでましたね。
立ち見もなかなかよかったです。
走り抜けるキャストの風を感じることもできたしなにより視界が良好。


今思えば回数入るのであれば、もっといろんな角度の席とっておけばよかったなあと思います。
上手下手の見切とか。袖に引っ込むときの表情とか、センターブロックだとなかなかわからないしね。
下手寄りだと、白煙の中、土方さん犬猫蝸牛を迎える巴さんがラスボスに見えて最高に高まりました。
センブロや上手だと巴さんが移動するのが見えるんだけど、下手だとセットに上がった巴さんが煙の中から徐々に見えてくるから最高にかっこいい。


個人的にはAサイド下手がおもしろかった。土方さん力さん偵察場面をセット裏で待機する土方組(出ていく直前に笑顔をつくる堀川くん!)や、男士たちが堀川救出のため戦っているセット裏で、いそいそ磔の準備している堀川くんを観る事ができました。
こういうのが見れますよ、とグッズ取引をした方に教えていただき、すぐにチケット探しましたもんね。
それで見つかるんだから、TDCのキャパは適切だったんだろうなあ。


日本青年館のときは、堀川くんを見るのに必死すぎて、堀川くんが出ていない場面は脳が強制休憩をとっていたので、正直物語全体を捉えられるようになってきたのはTDC後半に入ったくらいで。
巴さんが最後に「彼らから学んだ」と、少し微笑んでから言うところ、「彼ら」をずっと男士たちのことだと思っていたんですけれど、犬猫蝸牛のことか!と気付いたときは、結構びりびり来ました。冒頭で遠征を終えた巴さんが「彼らは我らとは違う」と言っていたもんね。


ディレイ配信もあるし、ちゃんと感想残しておきたい。
感想アカもわざわざ作ったのに、わたし好みの演技になっていく過程では呟くの楽しかったんだけど、GW後半が進むにつれ初期化されていくのが寂しかったので最後全然呟いてないっていう。
演技については、それも彼の生き方、だ。っていう解釈で行きたいんだけど、磔場面の笑いだすところはやっぱり凱旋頭くらいの感じがよかったよお~~~~~急にアハハハ!って笑いだすのはまだ納得行かないんだよお~~~~~


大楽の楽しみといえば、キャストの挨拶。
堀川演じる奨悟くんが感慨深げに、目元を少し赤くしながら客席を見渡すのが美しくて、ジーンと来てしまった。安直な表現だけれど、ジーンてした。
昨年出演する予定だった舞台は公演中止になったことも余計にあって、無事に50公演を終えられてよかったなあ、と一ファンとして思いました。
客席を見渡す奨悟くんが本当に美しかった。
見渡すといえば、凱旋になってから、2部2曲目の巴堀川でフェイクを歌うところ、歌い終わると巴はそのままステージ中央に目を向けるんだけど、堀川は会場のペンライトを眺めるように客席に顔を向けたままにするのがすごく好きで。うんうんとリズムをとりながら、ペンライトの海を眺めるの。
奨悟くんからはどんな景色が見えていたのかな。


肝心の挨拶は、「あれっ、これワンマンライブのMC?」と思ったくらい本人寄りの堀川国広で笑いました。
大楽は声高めで演技してるな?って思ってたんですけれど、挨拶は阪本奨悟のトーンに近づいてて、まるでワンマンのMC。
だけど、近づいたとはいえ堀川国広のトーンなんですよね。なんか不思議な感じ。
ソロで歌うと「あれはただの阪本奨悟じゃん」って感想ちらほら会場で聞こえてきたんですが、普段の演奏を知っているから、あれは全然堀川国広なんだけどな…。このへんの線引き難しい。


挨拶の話にもどります。
「うまくいかないときは、闇討ちして、暗殺して、乗り越えていきたいです…というのは冗談ですが…」
歌詞を引用するあたり、阪本さんらしいし、闇討ち暗殺そこで使ってクルー?!そのセンス好きー!となりました。そうですちょろぴっぴです。


昔話ですが、以前MCにて芸能界を引退した後の時期について「闇散らかしていた」(「病み」散らかしていた、かもしれないけれどわたしの解釈では「闇」です)と表現していたのが、思い出されて余計に面白かった。
にこにこ話すし無邪気にツイート営業してるけど、以前の阪本さんには「闇」をまとっていた時期があったんですよね。
二部一曲目のソロパートや*1、ソロ曲の歌詞*2といい、阪本さん自身の言葉のセンスといい、刀ミュの堀川国広阪本奨悟は親和性めちゃくちゃ高かったんだなあって最後になって実感した挨拶でした。
はるちゃんがインスタであげていた「写真かと思いきや実は動画でした」シリーズで、奨悟くんが「動画ですか~」と言ったの堀川くんっぽくてすごくよかった。(そして、巴さんの肩に両手添えて顔預けていたショット撮ろうとしていたのめっちゃくちゃかわいい)


正直、彼の舞台復帰が今回の作品でよかったなあと思います。いや、もしかしたらあの作品もものすごく面白いものになっていたかもしれないんだけれど…。もしもの話をしていても仕方がないけれど。
一部での演技が徐々にブラッシュアップされていく過程を見れたのは、舞台の醍醐味だし、それを楽しむことができて本当に幸せでした。
二部では、踊って歌えることを証明してしまったし、公演終盤では茶番をノリノリでやっていて、「あんたって人は…(あきれ顔)…好き…」ってなったし、本当に幸せでした。でもそろそろファッションも茶番も引き算を覚えた方がいいと思うんですよねぇ…っていう老婆心。


次に堀川くんを見れるのはらぶフェス…でしょうか??
同年代やお兄さん世代のキャストとキャッキャしている彼を見ることなんてほとんどなかったので、わたしも毎日楽しかったです。
終盤の怒濤の営業ツイートには毎回度肝を抜かれていましたが、トモさんにお姫様抱っこされている堀川くん見たときはひっくりかえりましたよね。もう本当に…言葉に…なりません…。
ただ…今から心配しているのはらぶフェスもなんですけど、交友関係広まることで、他俳優さんのイベントにゲスト出演する可能性が出てきた、ってことですね!!ぬるま湯だからアンテナ広げるの苦手だけどがんばる…願わくばピューロランドでサンリオキャラクターたちとイベントしてほしいな!!(どさくさにまぎれての希望)


…本当に楽しい一カ月半でした。
ミュージカル『刀剣乱舞』~結びの響、始まりの音~
素敵な舞台をありがとうございました。
とてもとても、楽しかったです。



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※本当は大楽でも撮りたかったけど撮り損ねたので前楽。

*1:「もしあなたが僕を選んだら 二度と二度と消えない」←もう引退して姿見えなくなることなんてないよね…?っていう

*2:「君がいないあの日へ 僕がいないあの日へ 戻らないでずっといられるように」←もう引退した後の絶望期間に戻ることなんてないよね…?っていう