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ゆるくしぶといファン

手拍子問題

なぜ手拍子にこだわってるのか書きました。

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↑しょっぱい涙/鼻声のリリースイベントにてCDを予約して受け取ったジャケットサイズのカードと整理券。


ライブ中、彼自身が自由に楽しんで!とは言ってくれているものの、聞き方について「う~ん」とモヤることがあり。
要はFlyおよびスクランブルドリーミングで手拍子するか問題ですよ。
正直、「ライブ初めて来ました!」という人にしょっぱい涙は◎、FlyはNGなのをバンドverの曲聞いて判断しろ、っていうのは酷だと思う。


古いをたくたちがなぜ手拍子にこだわっているのか。
ここからは学祭やモールライブをめぐっていたときの昔話です。


Flyは事務所再所属してから、初めての彼の名刺のような曲です。
最初の最初はアコースティックver.のFlyが入ったCD(1枚500円!)、その後、インディーズでミニアルバム「Fly」を発表し、これまたミニアルバムをもって各地回っていました。
で、そのFlyを毎回歌うんです。
モールライブや学祭はもちろん阪本さんを知らない人たちもたくさんいて、その人たちが曲中手拍子を始めると、阪本さんはFlyを弾くギターのリズムをわざと変則的にしたり、歌い方を変えちゃう。
せっかく手拍子してくれている人たちに対してだよ???
毎会場行ってるから、わかった。「あ、この曲ほんとに手拍子されたくないんだ…」って。
身内間で確かめても同じ解釈だったし、実際のところあの時期足を運んでいたファンたちは手拍子をしていなかった。(慣れているのか地元の方たちはをたくが手拍子しないと手拍子しないのでモールライブ参加のプロだった)
それが正解、つまり「彼の求めている聞き方」だった。
そして今。
あの頃を知っているファンより、知らないファンが多くなるのは当たり前だし、うれしいこと。
彼のやりたいことが順調に叶っていく。
だけど今後、会場全体で阪本さんの求める完璧なパフォーマンスを作り上げるのは難しくなるのかもしれないと思うと、寂しい。


当時はこうだったから、Flyでは手拍子するな!!と暗黙ルールを押し付けたいんじゃなくて、純粋に阪本さんが求めるファンとして完璧にこたえたいんですよこっちは。
まあこんなこと書く時点でうるせえな!好きなように聞けばいいじゃん!って思われるのもごもっとも。
わたしだって好きで文句マンしていない。
阪本さんの歌が好きだから。
阪本さんが気持ちよく歌える環境作りたいじゃん。それ以外理由ないよ。
だから、阪本さんが「Flyでは手拍手してね」というなら、そりゃもう手拍子しますよ。だって彼が求めているから。
でも、今までの彼のライブを見るかぎり、Flyで積極的には求めていないように見える。
しょっぱい涙では二番入ったら必ず手拍子あおっていたし、ギターの方もあおってた。でもFlyで今までそんなことあった?なかったでしょう?
だけど、だけど、そんなん、統一するのは難しいよな、わからんよな…とモヤモヤしてる。
あれだけ頻繁にライブをやっていた時期に比べれば、今はガクンと回数が減っている。
一方で、彼の音楽を聴きたいという人たちが新しくやってくる。
そんな人たちがこの曲は手拍子すべき、しないべきなんてわかるだろうか。わたしなら、わかんないよ。周りがたたいてたらたたくでしょう。郷に入れば郷に従えじゃないですか。


Flyはそれこそじっくり聞くべき曲だと刷り込まれているから、わたしは彼が明らかに求めてこない限り手拍子しません。だけどノッていないわけじゃない。
手拍子していなくてもノッているんです。
微動だにしていないのはつまらないんじゃなくて全身で音楽を聞き入りたいんです。
スマホが壊れて打ちにくいからと、身内が思いの丈をわざわざ手書きで書いたのを撮って、ラインで送ってきたくらい、わたしたちの中ではもやもや案件。
モールライブで見るたびに、はやく大きい会場で、たくさんの人に音楽を届けている場に行きたいなあと思っていたけれど、まさかこんなもやもやが出てくるなんてね。
寛容に生きたい人生だった。


スクランブルドリーミングも同様。
メロディーも歌詞もエモ&エモな曲だから、ライブ後、「う~んスクランブルで手拍子したり縦ノリするのは解釈違いだけど人それぞれだよね…」ってマイルドに努めて感想述べたら「え、今回のあのFlyとスクランブルドリーミングで手拍子したりガンガンノって聞けるの、あなた感受性あるんですか???って感じじゃない?!?!」って即座に返されて笑った。
SSW(シンガーソングライター)のファンはこれだから過激って言われるんだよって笑った。
ああ、でも、これって新しいファンが増えたってことなんだよな、うれしいけれど、さみしいね。


モールライブでまわっていた頃、あの規模と回数だったから、どの曲でどういう風に手拍子をするのが一番しっくりくるのか、彼の様子を伺いながら答えあわせするかのようにやれたけどね、今は難しいよねっていう与太話でした。


ま、スクランブルとかオセロ終わったあと、胸アツすぎてなんも言えないからすぐ歓声あげてくれてありがとうやで、とは思っている。


おわり。