BREAKING DAWN

ゆるくしぶといファン

ハマり役だったから許さない。

今日はなんだか疲れた。晴天なのに、どうにも体が重い。

昼に大好きな作品の新作が発表された。主役を除き、キャストを一新して。わたしはあのキャストを一生許さない。
でも、めちゃくちゃハマり役だった。ぴったりだった。
紀伊國屋ホールで初めて見たとき、ウワッて思った。
2.5次元だった。
古くからある原作だからか、わかはい舞台にしては年配の方々(時には夫婦)も多く、わたしが入った回では彼が出てきたとき、思わず漏れ出たのか歓声と拍手が起こっていた。
初演も続編も楽しかった。
原作やアニメを焼き直しただけではない、舞台だからこその演出があって、本当によかった。


大好きな作品だから許さない。
ハマり役だったから許さない。



高校は徒歩通学だった。
まだまだ明るい夏の夕方、習い事からの帰宅途中、突然後ろから抱きつかれた。腕と胸を強い力で絞められたので、強盗かと思った。
パッと力が解け、一瞬の間。
慌てて後ろを振り返ったら、走り去っていくリーマン風の男。
わたしはようやく事態を理解し、茫然としながら「サイッテーー!」としか叫べなかった。


その後は、できるだけ人通りの多い道を選んだり時々変えたり、めちゃくちゃ周りを警戒しながら歩いていたのに、なぜか習い事からの帰り道に痴漢にあってしまい、結局勉強を理由に辞めてしまった。
正直、痴漢なんて電車でしか起こらないと思っていた。
電車やバス通学が大多数を占めているのに、同じ学校で痴漢にあった人の話なんて聞いたことがなかった。
住宅街で痴漢にあうなんて、なんと言えばわからず、結局親にも先生にも友人にも誰にも言えなかった。



隣のクラスで、ある派手女子グループの空気がおかしくなった時期があった。
ひとりが電車で痴漢にあったと話したところ、別の子が「ブスの癖に自慢してんじゃねーよ」と陰口をたたいていたのが発覚したからとかどうとか。
痴漢にあったという子は、普通にとてもかわいい子だった。
ますます「人に言う話じゃないな」と判断して誰にも言わなかった。


初演がとても楽しかったので、続編もチケットを買い、グッズも購入し、観劇後の感想を少しずつ書いていた頃、彼のニュースを知った。
会社では我慢していたが、当時の苦い記憶が呼び出されてしまい、帰り道は小雨が降る中泣きながら帰った。
大好きな作品と大嫌いな記憶がリンクしてしまった事実に耐え切れなかった。


今思えば、近くに有名な女子校があったので、そこでは痴漢の注意喚起がなされていたのかもしれない。
通っていた共学の高校では「変質者に注意しましょう」なんて言われた記憶がほとんどない。


昔を思い出すたびに、足が遅いなりに、その人痴漢です!!!!って叫びながら追いかければよかったな、と時々思う。
車のナンバーを覚えればよかったな、と思う。(ハイブリッド車は静かすぎて逆に関心した)
親に言えばよかったとも思う。
それか、写真を落としていてくれたらよかったのに。(よかったのか?)


大人になってから、痴漢に合っている人がたくさんいることを知る。
ということは痴漢をしたやつらはたくさんいて、そいつらはのうのうと生きているのか????????
のうのうと家庭でも築いてるのかな。恐ろしいな。



彼は結局この世界に帰って来たけれど、今の顔なんて見たくない。
でも、大好きな作品の大事なキャラクターをぴったりに演じたから、このときを切り捨てられない。
憎いのに。
観劇趣味をはじめて、受け入れられないキャス変はこれが初めてだけれど、そもそも元のキャストも受け入れられないから、もう本当になんなんだ。


いい大人なので、落としどころを見つけたい今日この頃。
は~~~痴漢したやつ全員地獄に行ってくれ。



おわり。

阪本奨悟を享受するところ(27歳おめでとうブログ)

奨悟くん、27歳お誕生日おめでとうございます!


自分のブログ読み返したら、去年は誕生日の記事を書いていなかった…。
なんでだろうと振り返ったら、をたくたちと本人不在の誕生日会をやり、荒木さんのバーイベに行くなどして忙しかったからでした。


今年は、自粛解除されたとはいえ、まだみんなと集まって飲食したりするのは憚られるので、お家で大人しくすることにしました。
部屋を整理していたのですが、グッズの整理は楽しい。
今日はこんなものを見つけました。
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阪本奨悟 バースデーイベント 〜17seventeen〜 のグッズのシャーペン。


使い込んでいたので、柄がほぼハゲてしまっているんだけど、阪本の「阪」や、17のロゴがすごくかわいかったんです。
ギターやピック、音符がちりばめられていて、音楽への強い意思がうかがえるデザインでした。
(一回引退しているため公式に写真は残っていないので、気になる人はググってみてください)


10年前に買ったんだよなあ、と思うと、未だに彼が好きで、必死な自分に笑ったし、我ながら感心した。
10年前。予備校の授業の合間を縫って参加した当時。


大都会まで一人で行くのはちょっとした冒険だったし、このときはグッズを全部買えるような財力なんてものはなく、検討に検討を重ねて、勉強に使えるからという理由でこのシャーペンだけ買いました。
まあ、書き始めるとチャームが軸に当たってカチャカチャなってうるさいので、授業や自習室では使えず、レギュラーじゃなかったんですけどね!
それでも、ペンケースにはいつも入れていたし、取り出してはチャームかわいいな、イベント楽しかったな、奨悟くんかっこよかったな、かわいかったなと思い出に浸りながら眺めていました。


今日、改めてシャーペンを眺めて、ハッと気づきました。
このときの気持ちを忘れちゃいけない。


社会人になった今は、グッズは予備の分まで買ってるけれど、あのときのキラキラした気持ち今でも持ってる?
大切にしてる?
現場に入ることだけに満足してない?
現場で抱いた感情、大切にしてる?


現在、コロナでイベントやライブ、舞台の中止が相次ぎ、行きたくても行けない状況が続いています。
去年はラジオがあったのでお祝いできましたが、今年は当然できず。


今まですごく恵まれていたんだな。
どの現場だって楽しくて、行かなくてよかった…と後悔する現場なんてありませんでした。
でも、現場の回数を重ね、彼を見るだけで満足していなかっただろうか。
いちファンとして、作品に向き合っていただろうか。
もっと一回一回を大切にできたはずなのに。


これから上昇するしかないと信じて17歳の彼を見ていたけれど、それは今でも変わりません。
毎年最高を超えてくるんですから。
27歳って、大人の可愛さもかっこよさも美しさも備わってくるころ合いじゃないですか。*1
これからの一年も楽しみしかない。


10年前のグッズを見つけたことで、前よりも着実にステップアップしている奨悟くんの姿をもっと目に焼き付けよう、表現を享受しようと改めて決意した一日でした。


10年前と比べて身体に衰えが見え始めても(笑)、奨悟くんならそれも魅力に変えられそうという期待を込めて。笑


今年のブログは、自分の振り返り中心になってしまった…。
来年は本人不在のお誕生日会できますように!



余談ですが、年1のイベントとして、誕生日は割と無頓着で、クリスマスライブは欠かさずやるの、すごく奨悟くんぽいなって。
6月13日ってをたくたちにとったら大事な日だけど、一般人にとったらなんでもない日じゃないですか。
でも、クリスマスはをたくにとっても一般人にとってもある意味大切な日。
その日にライブをやることで、をたくたちはライブを選択する、自分と過ごす方を選ぶと疑ってかかってないの最高じゃん。好きじゃん。
今年もクリスマスライブ開催できますように、行けますように!



おわり。

*1:今後年を重ねるときに毎回書く表現になりそう