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阪本奨悟 初全国発売CD「Fly」&雑誌の感想

覚書的な感想。

1.Fly

今の阪本奨悟を表し、今回のアルバムの核となる曲。
「飛べるはずと助走つけて翼拡げる」と歌いだすこの曲は、なかなかうまくいかなくてもがいている今の阪本奨悟を詰め込んでいるそうですが、こんなにきれいな顔をしている人が屈折した歌をつくり、その背景に理由がきちんとあって*1、説得力ある。人生勝ち組のように見えてそうじゃない。
これを歌う奨悟くんは一点見つめて全身全霊ぶつけてくる勢いでかっこよくて好き。
ミニアルバム発売前にワンコインCDとしてアコースティックver.を出していたのに対し、今回収録されているのはフルバンドver.ですが、こちらは声加工もあってひたすらかっこいいです。
転調のところ最高。
↓MV
かっこいい

阪本奨悟 - Fly (Music Video)


↓路上ライブ(マネージャーさんによるとSNS上に載せてもOKらしい)
見つけたので載せておきます。 (もしあれだったらおしえてください)
自分の世界を一気に作り上げるのが素晴らしいし、間奏のギターの部分(2:40~あたり)にも注目してほしい。
ね?かっこいいでしょ??

20160609@fly

2.I Never Worry ~虹の向こうへ~

1曲めから一転、優しい歌声で始まるこの曲はCDで初めて聞きました。
Flyでは苛立ちを全面に出しているように感じたけれど、こちらは内省しつつ前向きな歌だと思いました。
「はじまりさえ唄えずに」のフレーズがとても切ない。
こちらは奨悟さんが静かに引退して混乱したまま受け入れようとしていたのに、彼は歌おうと努力していたなんて…。なんやねんこのすれちがい^▽^
駅前で路上やっていたと言うけれど、仮にもテニミュでセンターはってその後もたくさん出演していた彼を見つけたという情報がないに等しいって未だに信じられない。でも誰も足も止めてくれなかったからこのアルバムができたんだろうな…切ない。
この曲で一番好きなところは、韻を踏むサビ。
「今は遠いゴールラインも一人 はじめるさ」の「遠い」と「一人」のところがいい。
奨悟くんの歌声における、母音の伸ばし具合が好きだと改めて思いました。

3.オセロ

モールライブで初披露した際、あまりのかっこよさに息をのんだ曲。
明るい曲もいいんだけれど、こういう穿った見方の歌もすごく奨悟くんらしくてイイ!(褒めてる)
奨悟くんはきれいでかっこいいから、見た目的にこういう曲もかっこよく決まるとしみじみ実感しました。
変調部分もただただ美しい。
この曲はフリー時代初期の阪本奨悟の系譜を酌んでいるので、今の阪本奨悟で心中叫を聞きたいと思いました。今のスキルでやったら半端なくかっこいいよ。
ギター一本も、一人で戦っている感じがしてすごく好きなんだけれど、バンドver.ももちろんかっこよくて、はやくライブハウスで照明の光にあたってこれを歌う奨悟くんを見たいです。もう絶対かっこいいよ~~
※結論 かっこいいしか言ってない

4.ながれ

CDを聞いて一番印象変わった曲。
一番難産だったらしいですが、アルバム制作会議で納得いかなくて2時間飛び出していたというエピソード*2を聞いてからは、「ああ…でしょうね…」と思ってしまう曲。笑
ラジオで 劇プレの方々がこの曲について、「若いから『大人』と歌詞に書けちゃうんだよ」と言っていましたが、「いやほんとそれ」と同感しました。自分対大人を素直にあらわすなんて、この時期にしか書けない歌だよ。
そして、やりたいことがあるけれど壁にぶつかっている奨悟くんがうらやましくなりました。とりあえず生きている自分が恥ずかしくなるし嫌になるね。
ライブで「頑張っている人の背中を押したくて作った」と紹介しているだけあって、聞いている人に語りかけるように、勇気づけるように歌うのに対して、CDの冒頭はぽつぽつ呟くように歌っているなあと感じました。自分自身に語りかけてるような感じ。
わたしは、このアルバムの中で一番地味な曲という印象を持っていましたが、このタイプは自分が弱っているときに不意に聞くと泣いてしまう曲だなと思いました。

5.Please me!!

最後の一曲は明るく楽しくみんなで歌うやつ!
ラララ~♪のコール&レスポンスをすでにCDに入れてるところがもう憎いよね。
クレジット見るとバックコーラスに「Funny Friends」とあるのも、この曲は楽しく収録されたのかな~と勝手にわくわくしちゃう。
「君を笑顔にできるメロディ 探すよ」
「君が贈ってくれたこの想いを ここから大きな夢へ変えてみせるよ」
わたしは特に奨悟くんに自分勝手なイメージを押しつけがちだけど、この詩を書く奨悟くんが好き。
わたしの身勝手な期待に応えてくれているから。
奨悟くんなら大きな夢へ変えて、きっと実現してくれる。
奨悟くんがファンに語りかけてくれているこの曲は、ずっと大切に記憶していたい。





CD発売に伴い、いろんな雑誌に出ていますがどれも良くて、今超絶楽しい時期なので、ついでに雑誌の感想も書いておきます。
買ってよかったな~と思う4冊をあげています。

☆「+act.」6月号

インタビューは1ページ、前髪重めスタイルで2ページ、デコ見せスタイルで2ページ。
事務所再所属してから初の単独雑誌掲載ということもあって、そんなに期待せずに手にとったんですが、予想より取り上げられ方がよくて「まじかー!」とびっくりしました。
前髪重めスタイルのSSW感は高い。

☆「月刊Songs」7月号

インタビュー記事がよかった。
掲載されていないWeb版もなかなか深かったです。。
奨悟くんが音楽を始めたきっかけ、事務所を辞めたこと、地元に戻って音楽を始めたこと、今ようやく語られていることもあるからこういうインタビューを読めるのはうれしい。
アリーナのど真ん中でライトと歓声を浴びて輝いていた子が一度舞台から降りて、路上で歌ったときに感じたギャップは壮絶だったと思う。
でもこの経験があるからこそ、今の奨悟くんがいるし、これはきっと個性になるんだろうなと思ったインタビューでした。

☆「JUNON」 8月号

今回の雑誌ラッシュの中で一番好きな写真。
明るい日差しの中、渋谷のスクランブル交差点にたたずんでこちらを見る奨悟くんの目が鮮烈な印象。
黒ベースのFlyジャケットも強い意思を持った目が印象的ですが、白ベースの強いまなざしを素敵。

☆「with」8月号

モデル2人がストーリー仕立てで着回し対決をするコーナーで、まさかの弟役として出演。(!!)
お姉さん役のモデルさん相手に、しっかりモデルさんやっている奨悟くんが見れます!!
SSWとしてのインタビューとかはないですが、弟モードな奨悟くんが見れます。
かっこいい奨悟くんが続いた雑誌ラッシュの中で、最もかわいい奨悟くんが見れます。





なんでこんなに奨悟くん好きなんだろ~と自分でも引くくらい奨悟くんを応援していて今楽しいです。
フリー時代から見てるけど、定期的に露出があるって素晴らしいね。
2016年前半も終わっちゃったけど、後半も期待に期待を重ねて、楽しみにしています。

*1:地元に帰って音楽やろうとしたけれどうまくいかなくて苛立っていたとか

*2:しかも本人は一人感慨深くしみじみしているのに対して、観客たちは「まじか…」と戸惑っていたらしいので、本当に奨悟さんは奨悟さんですわ