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ゆるくしぶといファン

2016/8/13 阪本奨悟 ワンマンLIVE 2016「Fly ~a take-off roll~」@大阪

セットリスト

Fly
オセロ


MC


I Never Worry ~虹の向こうへ~
ネガイヲコメテ
雛の歌


MC


時を駆けて
Messenger


MC


ながれ
ヘイヘイララ
ハルカゼ
君へと届け
Please me!!


アンコール MCのみ

曲別の感想

八カ月ぶりのワンマンライブ=八カ月ぶりのバンドverを聞くということで、ギター一本で歌を聞き続けた耳にとっては、期待以上に魅せてくれた曲もあればうーん?となった曲もありました。
Fly、オセロはもっっっとかっこよくなると思ったんだけどな…。
モリタウンで初披露のオセロ、音霊フェスのFlyが非常にかっこよかったので、あのときを上回る熱さと鳥肌立つのを期待していたんですが、勝手にわたしの中でハードルあげすぎちゃったんですね…。
ギター一本だと音のめりはりというか、息を一瞬留めたりとか溜めとかよくわかるのにたいして、バンドが揃うと曖昧になってしまったのが残念でした。特にオセロとかもっとめりはりついてかっこよくなると期待しちゃっていました…。
とはいえ、初っぱなのFlyからそのままオセロに入ったのは非常にかっこよかった。
OPのBGMも、照明も、相当こだわったのかなという出来ばえで、じーんと来ちゃいました。あーこういうの、ワンマンじゃないとできないよね、やっとできたんだねって。
Flyの終盤、フラッシュみたいなチカチカとした照明になったのとてもとてもかっこよかった~~~
あとオセロで赤になったり白になったり青になった照明も、これが見たかったんや…!!というかっこよさでした。

反対に、あーっ!バンドあるのいいねーっ!となったのは虹の向こうへでした。
今までは手拍子したいけどするような雰囲気じゃないととらえていましたが、手拍子できて楽しかった。
新たな決意で前向きに歌った曲です、と紹介して始まったこの曲は、奨悟くんらしいさわやかな曲で一層キラキラしていた。声の伸びがよくて、サビの韻を踏むところが相変わらず心地よかった。
ギターをおろし、キラキラをまといながらマイクだけでネガイヲコメテと雛の歌へ。
ネガイは久しぶりに聞いたけれど、これでもかっていうくらい手を振るからかわいい。PPPあおるのもかわいい。客席に乗り出すのもかわいい。汗いっぱいかきながら超笑顔であおるのかわいい。
結論:かわいい
虹の向こうからに引き続き、声の伸びがよくて聞いていて気持ちよかったです。
黄緑色の照明がさわやかで、奨悟くんと曲にすごくあっていて、夏だなあと思いました。
雛の歌も安定のかわいさでした。
PPを促すし、間奏のアキラさんのギターの見せ場で、寄っていてすごく楽しそうに激しくフリをするのかわいかったです。
結論:やっぱりかわいい

また、大阪時代厨としては、時を駆けてとMessengerは激アツだった。
ジャケットを脱いだとき、自分の細さとか弱さを自虐していたけど、「男性」になったなあと思いました。
この曲はバンドメンバーがはけて、一人でギターだけで歌うんですが、久しぶりに 聞いた時かけは少しだけ男らしく、頼もしく聞こえました。
MCでは細いし頼りないと自虐していたけれど、この歌はなんでだろう、安心感が増していたように感じます。

Messengerでは、ルーパーという機械を使用するという変わった試みを披露してくれました。
この機械は、一度録音した音をリピート再生してくれるもので、足元のボタンで録音開始・再生を操作し、始めにギターでリズムや旋律を三種類ほど録音して、順番に音を重ねると伴奏がある程度完成しちゃうというものでした。
「これで手拍子しやすくなるでしょ??」と言われて、言われるがままに手拍子するけど、始めの旋律録音で、もしやこれはMessenger では…っと気づいてしまったら、今??!!今この曲で手拍子させて歌っちゃう?!!と若干混乱しました。
「あの頃の僕」と歌うとき、うっすら笑ったのに鳥肌たった。この表情にどんな意味があったのか、まだ整理はつけてないけど、「あの頃の僕(引退前後?)」と「初めて歌ったときの僕(作成時)」から時間が経った「僕(現在)」が笑うんだから…。*1
曲途中で、二本目のマイクでコーラスを録音する奨悟さん。三本ほど録ってたかな??
また少し歌ったあと、一瞬すべての音が止まって、ステージ全体を照らしていた照明が奨悟さんにピンスポし(暗転もしたかも??)、ラストの歌詞に入ったときそりゃもうめちゃくちゃかっこよかった。
Messengerは、特にこだわり持って計画されたのが伺い知れる演出でした。
ステージ上で曲制作を見ているようで、適度な緊張感のある、面白い試みでした。*2

ながれのバンドver.はなかなか面白かったです。
以前、ラジオで「ライブリハで苦労している曲がある」と話していたんですが、これってやはりながれだったんじゃないかな…?
あぁ、ドラムやギターはこう入ってくるのね…と謎に感心しながら聞いてました。
大さびで一人に照明が当たるのかっこよすぎる。
安定の、奨悟くんの思い入れが強いとよくわかる曲でした。
ただ、湘南のときのように、思い入れ強すぎて声の調子少し崩したか…?と思っていたら、その後の曲も調子悪めだったのがとても残念でした。

ラストスパートは明るい曲が続いて、はいはい奨悟くんかわいいかわいいとひたすらかわいいしてました。
ハルカゼと君へと届けのさわやかさってなんなんでしょうかね。この2曲はギターは持たずで歌ってたかな??
ハルカゼは箱が大きくなったら、みんなで飛び跳ねそうだなあと思いました。笑
奨悟さん本人は、笑顔全開でブンブン手をちぎれんばかりに振っていたからテンション高くて楽しそう。
「十人十色で」のところで客席に指さすのかわいい。
そして、「君へと!君へと!君へと!」と客席に指を順番にさして、「君へと届け~!!」で始まったこの曲は、シーブリーズCMのようなさわやかさと甘酸っぱさ、決して自分の中高生活では実現しないフィクション青春感がいい。奨悟くんの歌声やルックスによって説得力増している感じもいい。さわやかに汗できらきらしていて、まぶしくて、少し切ないの。奨悟くんらしい。
声の調子が悪くなったせいか、歌詞冒頭の低音部分があまり聞こえなかったです。 二番前でPAさんに音量あげるようにジェスチャーしてたけれど。

ヘイヘイララも楽しかったですね。ワンマンじゃないと、なかなかお客さんも歌ってねとならないもんね。
ラストスパートに入るからと、みんなで声出して体をあっためましょうということで、奨悟くんと声出しへ。
「イェーイ」を何パターンか歌わされて、まあいつもどおりなかなか長いな…^^と感じましたが、楽しかった!!
足をぴょこぴょこ折り曲げして乗る奨悟くんかわいかった~~

Pmはわかってたけれど、圧倒的に華やかだしリズムにも乗りやすくて楽しい。
ラーララー♪とみんなで歌うところ楽しかった。奨悟くんがニコニコ促すの本当にかわいかったです。
そのあとの「君が贈ってくれたこの想いを ここから大きな夢へ変えてみせるよ」の歌詞が大好きなんですが、声が本調子じゃなかったのがひたすら惜しかった。
どれだけ声が本調子じゃなかったのかというと、本人さんに「僕の声は限界超えたのでみんな歌ってね」と言われたくらいw
阪本くんは本当に正直に言うな~と思いました。
でも終盤少し涙目になっていて、相当悔しそうでした。
前列の客席とハイタッチしてはけていったけど、そのときの顔が申し訳なさそうというか、悔しそうというか…。
満を持してのワンマンの本編最後がこれとは…と正直残念でした。

アンコールは起こりましたが、曲は歌わず挨拶のみ。
きっかり一時間半で大阪ワンマンは終了しました。


全体の感想

アルバム曲は今までギター一本で聞いてきたので、生バンドで聞くのをすごく楽しみにしていました。
期待しすぎちゃったかなあという部分もあったけれど、でも総じてライブへ行ってよかったと思いました。

照明や、演出にこだわりを感じられて、奨悟くんの作った世界を体感できて幸せでした。
開演時刻を10分ほど過ぎたころ、BGMが突然消えて暗転し、 人込みの雑踏が聞こえ始めたかと思うと、バンドメンバー+奨悟くんがステージ上に現れ準備する間に搭乗のアナウンスが聞こえたところで「ここは空港か」と気づけば、飛行機の飛び立つ音が響き、Flyに入るというツアータイトルままの始まりでとてもかっこよかったです。

衣装は、PVで来ていた黒いジャケットに黒のTシャツ、黒いパンツでしたが、頭二曲を披露したあと、
「あっつ!!暑いですねー!今日気合入れてPVのジャケット着てきたんですけどね…脱ぎます~」
といって脱ぎだすからここは「フー!」とか言った方がいいのかなーと思ったけど、一人で見ていたのでチキって言わなかったら誰も言わないからよかったー空気読めたわたし!とこっそり安心していました笑
そして誰も何も言わないからかはわからないけれど、奨悟さん本人が「ほっそ!奨悟めっちゃ細いやん~頼んなさそうやん~」て言っちゃう。ご家族親戚も見ている前でこういうこと平気で言っちゃう阪本ほんと好き…!!
客席からも細い細いと言われていたからか、
「50kgの阪本奨悟です!」と自己紹介したら、
\ほっそ!!/ \やばい!/ \やばい!/ \ほっそ!!/
と反応されていたので、
「これでも大丈夫です!これでうまくいってますので…」
と言いながらチューニングしてたの最高にクールだった。
わたしは阪本を追い続けてるから、体重の軽さに驚く人がいるのが未だにいることにびっくりした。もうこれは鉄板ネタですね。
彼は40前半いくんじゃないかという時期もあったので、それに比べたら増えた方らしいですよ。

大阪ではお客さん本当に入るか不安だったのか

「大阪入ってますね~(きらきら)こんなに」
「僕のこと大好きな人たちがこんなに集まってくれて…」

と言っていたので「ほんとよかったね~;ω;」と思っていたら
にこにこしながら

「ちょっと気持ち悪いくらいですけど~」

と言われたとき、だからご家族親戚も見ている前で(以下略
なんかこういう扱いされるの慣れたらだめだなって反省した。

雛の歌のあと、バンドメンバーがはけていき、奨悟くんの横に新しくマイクスタンドが設置されたとき、

「ここまで一人で歌ってきたんですが~」

とか言い出すから、誰かまた特別ゲスト的なの来るのかと思いました^p^
「爪を手入れするとき、僕ラジオ聞きながらやるんですよ」
「○ ○ (名前失念)って知ってますか?(反応ないので)やっぱり知らないですよね、ボサノバの巨匠なんですけど、リズムがよくってですね…爪やすりで爪をこするんですけど、そのリズムに合わせて爪やすりしてたらノリすぎて爪なくなりましたw今すこし復活してきたんですけど」
「で、リズムを重ねていくって楽しいなあと改めて思いまして…で、音を録音してそれを繰り返し演奏するという機械が…ルーパーっていうんですけど、買っちゃいました!!」
正直よくわからんけど、おお~!!と言って盛り上がりました。笑
二本目のマイクはコーラス用のマイクでした。

全国阪本化計画の説明で、ご当地ダンスの予習をして披露するのに、現地で知ってる人がいないから、なぜか僕が広めているという安定のネタから、皆さん阪本化されていますか~??このキャンペーンで阪本化した人たちが来てくれてると思うんですが~という下りへ。
突然前のお客さんに、

「名字なんですか??」

と聞く阪本。当たり前ですが、戸惑うお客さん。

客「な、なまえ…?名字ですか?」
奨「はい、名字です」
客「え…○○です…」
奨「違いますね、阪本ですね(微笑み)」
客「あっ…!」(理解)

そのフリはさすがにわかりにくいわさかもとくん!!!

ちょっとお客さんが可哀相になってしまった。

そのあとは、

奨「皆さん、名字阪本ですよねー???」
\はーい!!!!/


奨「阪本さーん??」
\はーい!!!!!!!!!!!!/

という謎の掛け合いに。これをご家族親戚の前でやれちゃうメンタルの強さ見習いたい。
全体と阪本さんですよねー?の下りやってから個人にやればよかったのに。

アンコールで出てきたとき、声の調子が悪いのでこれで終わりですとご挨拶。
ちなみにそれまで顔も首もとも汗びっしょりだったんですが、アンコで出てきたときは気持ちいいくらいサラサラお肌になっていて美しかったです。さすが毎日パックしてお手入れされているお肌は違う。

「言い訳になってしまうんですが…僕の修行不足です…」

「また!!必ず戻ってきますので、それまで待ってて下さい!」

以下、ネガティブに掃き出し…。


正直、ここからはかなりネガティブになっちゃうんですけど、アンコールない状態になったのは驚いたし、がっかりしました。
わたしの話した方たちは、奨悟くんの喉の状態や、翌日の広島ライブを気づかっていて、アンコールないのは残念だけど…といいながらも、奨悟くんのことをすごくすごく心配していてほんと奨悟くんのファンはみんなやさしいな~~~と思いました。
打ち上げで、冗談で、わたしたちがサムブリ歌うから伴奏だけしてくれたらいいのに~!!っていう話に至ったのにはすごく面白くて笑いましたw
ほんとだ、本人の声がだめならわたしたちの声があるのにね。ヘイヘイララで喉あっためたのにね。w

打ち上げは楽しく飲んでたんですけど、帰り一人で電車乗ってライブのことを思い返したら、途中で喉の調子崩したのがまるで自分のことかのように悔しくなってきて、腹が立つという謎の現象が起こりました。酔ってたせいもあるんでしょうどw
きっとアンコ用に数曲用意していたんでしょうけど、この曲たちを聞けなかったの、がっかりしませんか??
なんかみんなすごく心配するから、わたしもすごく心配モードに入ったけど、本来は半分はがっかりモードだった。
アンコって、お客さんからのアンコールがあって初めて成立するステージだとは思うんですけど、でも通常アンコ込みで計画しますよね。
本編はアルバム曲を軸に披露してくるのはわかっていたから、アンコに何が来るか結構楽しみだったんですよ。
サムブリやDearがきたらいいな~とか、大事なこととか歌ってくれるかな~とか、新曲披露してくれるかな~とか。
なのに、そのワクワクが立ち消えちゃうのが悲しかった。
しかも大阪のワンマンで。
わたしは東京も行くからいいけれど、大阪しか見に来れない人も多い中、100%を見せることができなかったってかなりの損失じゃないかなあと思います。奨悟くんのことをすごく好きなら、次も待って見に来てくれるだろうけれど、まあまあ奨悟くん好きかも~レベルだったら、次がないかもしれない。
もしわたしが大阪しか見に来れなかったら、せっかくのワンマンがすごくすごく悲しい思い出になってしまったと思います。
それこそ闇散らかしてた。笑

アンコがないってわたしにとっても初めての経験だったけれど、一番悔しいのはきっと本人だろうから、次回はもっとパワーアップしてステージを見せてくれると期待してます。
常に100%を見せてくれるように。

わたしもお盆明けからお仕事がんばらなきゃだわ~~~~
暑い日が続くけれど、次の奨悟くんが見れるまできばります。

*1:完全な審議案件。脳内審議する

*2:以前、奥田民生が曲制作をするというのをお客さんがダラダラと見る…というイベントがあったのを思い出した。