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【感想】ミュージカル「黒執事」-Tango on the Campania-

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2017年後半戦の振り返りも終わってないけど、感想書いちゃうぞ~~~~~

とにもかくにも古川セバスが最高

もうマジで最高ですよね古川セバス。
殺陣で繰り広げられる数々のハイキックを見たわたしたちの感想「あれ足なの???わたしたちの知ってる足じゃなくない??????」
あんなにほれぼれして見てしまう回し蹴りって今までありましたか。わたしはなかったです。
レディベスにて、和樹ロビンとゆんフェリペが話すシーンは「顔面作画最高」と感想お見かけしましたが、今回は「古川セバスのアクションシーンの作画完璧」とお伝えしたい。
しかも惜しみなく披露してくれるので、とてもお得感ありました。しかも飛び出してくるから。
一幕でも二幕でもたっぷり見れますよ。うれしいね!


黒目がギョロって動くのがよくわかる大きな目なので、もう逐一表情が最高でした。
ドルイットが姿現したときの驚き顔や、学会参加の目的を問われたシエルが咄嗟に「父の病気を治すため…」と言って、え、わたしが父ですか!?って引いた顔とか。言葉発しなくても気持ちがよくわかる目は、心の鏡ってよく言われるよね~納得~。
ビジュアルが強すぎるゆん様ですが、声量は強い方ではないとはいえ、契約シーンで「さあ、選んで」とささやき声を聞くと「ミュージカル黒執事始まった~~」って感じしますね。今回は冒頭でなく二幕に契約シーン来ましたけど。リコリスとサーカスでは100%悪魔感あって、たっぷり楽しめたんですが今回は控えめでしたね。さすがにもう控えめになるか。
「さあ、選んで」の瞬間が好き。*1


そしてまた足の話に戻るんですけど(戻るんかい)、一幕のドルイット登場が今までに比べてあっさりめだったんですね。ドルイットってもう家系らーめんみたいなしつこさじゃないですか。あっ、家系らーめん食べたことないんで想像で書いてるんですけど。
だから、豪華客船編はドルイットあっさりめなんだ~と思ったらですね、二幕にEDMに振り切っていないパラパラがありましてですね、もう笑い止まらんかったです。
ビザールドールたちを止める装置の横でポーズを決めるドルイットが階段ごと前に出てきたらと思ったら、セバスとシエル、グレルとロナルドも段に上がってパラパラ踊ってた。真顔でパラパラ踊る伯爵と執事と死に神2人がシュールすぎてめちゃくちゃおもしろかったのでここは繰り返し見たいな。
で、足の話なんですけど、階段に腰掛けるときにセバスの足長すぎてそこにも笑いました。一人だけ足に対する階段の段数多くない??大丈夫???足長いの知ってたけど、足長いの見せつけながら美しい真顔でパラパラ踊るのめちゃめちャ面白くないですか。かっこよさとうつくしさとおもしろさの均衡があそこだけとれてなかった。
ちなみに足の長さを堪能するには、二幕終わりの小舟に足かけているシーンもよき、です。幕間で「あれはわたしたちと同じ足だったのか一幕ではわからなかったから二幕で確認しよう」と身内と言っていたんですが、小舟シーンで「やっぱわかんねぇ」がわたしたちの意見です。はい。


シネマティックレコードで回想された、契約シーンからの半人前の伯爵と半人前の執事の修行シーンは、なかなかよかったですね~~。あっ、そこ映像多用するか…と思ったけれどまあ仕方ないでしょうか。
「このクソガキ」と悪態つくセバスの声は低く飾らない声色だったのに、授与式ではすっかり執事の声になっていて、声色の変化最高かよって思いました。このクソガキ、では笑いも起きてました。ピンスポ当たって、腑に落ちない顔で「クソガキ」って言われたら笑うわ。


授与式が終わり、幸せな暮らしを選ぶのも手ではないかと提案し、シエルが「それもいいかもしれない…」と返したときのあの悪魔の顔!!!!待ってました!!!!「いよっ古川屋!!!」って心の中で掛け声しましたわ。
リコリスでもサーカスでも、最後の最後に悪魔の顔でシエルの後ろ姿を見つめるセバスが好きなんですけれど、今回も悪魔の顔を拝見できてよかった。リコリスやサーカスではいつかあの魂を喰らうことが楽しみで仕方がないというお顔に見えてたんですが、豪華客船編では執事初期だったせいか今すぐ食べたい欲に満ちているように見えて、ウワッてなりました。


そして二幕終わりのソロ曲!!!かなり高音続きでファルセットも結構あって、新鮮でした。
><な顔してシャウトするセバスを今年も見れてよかったです。

枢先生のこのツイートを見て、これはどこの裏話なのだ…?と思って楽しみにしていたのですが、たしかにあれは「嗚呼」だった。
一人「嗚呼…」と歌うセバスチャンはどこよりも誰よりもかっこよくて、悪魔でした。


シエルは可愛い子がやるって知ってた

かわいかった……(呻き)
なにが可愛いってまずあんなキュートなお洋服が似合うって時点でもう100点満点じゃん。
生執事はまずシエルの衣装が凝っていて見ていて楽しいんですが、今回生で見て「おっ?!」っなったのが太めリボンでレースアップされたブーツね!
パンフや写真では暗めであまり目立っていないんだけど、明るい舞台上で見たら!!!存在感あって!!!!!かわいい!!!!!こんなブーツを13歳(!)演じる11歳(シエル)に履かせる世界があったんですね!!しかもちょっとヒールがあるっていう!!!!
リジーのぺったんこ靴に対して、シエルちょっとヒール履いてるのにそれでも若干背低めって、うっ…身長差最高じゃないか…。
13歳であのヒール履いて動くのかなり大変だ思うんですが、もろともせず常に毅然としていたシエル、かっこよかったです。
あと、ジャケットが8分袖で若干手首見えるんですよね。マント着てたら本当にチラ見せ。
はいチラ見せよき~~~刀ミュ二部衣装で大方沸いてますけど脱いだらいいってもんじゃないんですよ~~~~説得力ないんですけど~~~~
服からの手首からの手袋ですからね、チラ見せが過ぎる。
内川シエルは手首も足も細いし、体も薄いし華奢な美少年を体現してました。
ヘロヘロになったシエルを抱き抱える古川セバスも負けず劣らず薄くてビビりましたが。ヘロヘロな主人を抱えるセバスの姿を今回も見られて満足。


ジャケットを脱いでリジーに着せたあとのベスト姿、正面もなんだけどバックスタイルがめちゃくちゃかわいくて、あのお洋服仕立てたの誰なん…?足の先から頭のてっぺんまでバランス感完璧で非常に良かったので本当に褒めたい
背中が大きく開くタイプのベスト、最高だよね~~~あ~~まじめに最高。


衣装の話が続きましたが、内川シエルの毅然とした志が宿る強い眼差しが前回より強く感じられて魅力的でした。
授与式で、大きなマントに小さな体を包んで、悪魔であるセバスの提案に一瞬乗りかけたように見えて、改めて復讐の道を歩もうと決意するところ、とてもかっこよかったし悲しかった。
あのときの決意を変えず、豪華客船に乗り込み奮闘する姿は純粋にかっこよかったですね。
黒執事の特徴は、なんともいえない後味の悪さがあると思うんですけど、今回はあんまり冷酷無慈悲なシエルがなくって、物足りないっちゃ物足りないんですけど、こういう展開もたまにはアリだよね…っていう。
小さな体でリジーを守ろうとする姿、かっこよかったです。


あと忘れてはいけないのがフェニックスポーズね!
フェニックスポーズをとらなければいけないと主人に伝える直前のセバスの表情も最高だったんですけど(特に感情こもってないけど大きな目で当主をじっと見るところ)、フェニックスポーズをとるシエルぎゃんかわだったしぐうかわだった。
学会の司会者がOK出すまで静止してるんだけど、もうシエルがあのヒールだしグラグラしだしたところ、セバスがパッて手首をとって支えたのすんげぇかっこよかった。そりゃ拍手もおきるわ。さすがっす。
リアン登場時も、縦に並んでみんなでフェニックスするとき、前からの二番目のドルイットは割と低めの高さだったのに一番前のシエルは一生懸命足高くあげてて健気すぎてかわいかった…。


可愛いといえば、劇中は仏頂面が多いんだけど、リジーに気圧されていたり、セバスに爆笑されて怒ったり、普段当主として頑張っているんだけれどふと見せる子どもらしい一面がかわいかった…。
まあだって子どもですしね。
伯爵と執事の修行シーンでは、最初はただのクソガキ感満載だったのもよかった。
生執事においてセバスがシエルの身支度を整えるシーン、特に靴を履かせるシーン大好きなんですけど(なぜならあのゆんセバスがひざまずいて坊ちゃんの足持って靴履かせるんですよ最高に決まってる)、今回はミルクを飲ませる場面がよかったです。
ベッドに腰掛けて、足を少しぷらぷらさせて「はちみつは…?」って聞くの「ハァーーーかわええなあおい」ってなったし、そのあとすぐに態度を豹変させてかわいいシエルはどこへやら、「明日からあんなまずいご飯食べさせたらただじゃおかないぞ」ってセバスにらむのイイですよね。


カーテンコールでは、にこにこお手手振っててもうぐうかわでした。
それをお側で見守るセバス含めてぐうかわでした。


全然生の方がかわいいじゃないですかリジー

ビジュアル公開時、シエルに比べて少しゴツいのでは…?と思っていたけれど何を見ていたんだろうわたしは。
シエルより少し高い身長だけど全然華奢だし、めっちゃ顔可愛いし、なにより歌とダンスすんげぇうまくてびっくりした。アミュフェスでさくら学院はみんなダンスうまいって知ったけど、歌がうまくてなんだったら一番歌詞が聞き取りやすかった。
「女の子は何でできている?」って可愛く歌ったかと思えば、小さい頃のシエルの「怖い女の人がお嫁さんだといやだな、リジーがお嫁さんでよかった」っていう一言で可愛くあろうと努める健気さな…。
先日TV放送された魔女宅の、おばあちゃんのニシンのパイを嫌がる孫に関連しバズったツイートで、昔何気なくこれが好きだと言ったことが祖父母に残っていて、実はそんなに好きじゃないのに未だに大量に渡されるというエピソードがTLに流れてきたんですけど、それ思い出した…。
言った本人にとっては忘れているか大したことじゃないんだけど、言われた方はそれが真実で忘れがたい重要事項になっちゃうんだよな…。


火事からシエルが戻ってきたあと、守られる可愛いお嫁さんではなく、シエルを守れる強いお嫁さんになるよう決意したリジーが凛々しくてかっこよかった。お母さんも凛々しくてかっこいいんだけど、お母さんとは違うかっこよさ。
他の女の子たちはきらきらしたかわいいハイヒールを履いてるけど、わたしはこのぺたんこ靴ではやく大人になってシエルを守る妻になるって言い切るリジー超絶かっこいい
両手に剣を持ち、ゾンビパニックをめちゃめちゃかっこよく切り抜けたあと、シエルの前では可愛くありたかったのに~~~とわんわん泣くリジーも超絶かわいい。


内川くんは13歳で、百々子ちゃんは14歳でリアル1歳年下の婚約者なんですよね…。*2ここまで設定詰めてきて、さらに高クオリティな黒執事って本当にいい作品だし、ファンは恵まれているなってしみじみしますね。(誰目線)


購買欲にダイレクトに訴えかけ過ぎ

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黒執事のグッズってどれも魅力的。
推し以外のパンフやブロマイドは買い控えようって決めてるんですけど、黒執事だけはパンフとブロマイドに加えて缶バッジチャレンジもOKってルールにしてます。だってビジュアル最高だもん。外れないもん。
こんなに期待を外さないパンフは黒執事ちゃんだけだよ…(うぃんづのパンフレットやブロマイドで何度も泣いてきた過去を思い出して泣いてる)
運試しで缶バッジ2回ひいたら、リアン・スネーク、デザイン・グレルの組合せが出ました!
(写真にリアンないのは身内に譲ったからです)
しかも今回からビジュアル2個組合せになったんですね。知らなかったから、最初ビジュアル二つ出てきたんだけど…??デザイン欲しかったんだけど…??? ってなった。笑
あとまじパンフ最高だから、買う予定のない人も買い控えてる人もぜひ購入してほしい。
生執事なんと10周年になるらしく、後ろページに歴代の公演がまとめられてますんで…。
ちなみに初代シエルの阪本奨悟くんのワンマンライブが今週末ありますんでぜひに!!!
www.red-hot.ne.jp
(ちゃっかり宣伝)
初代は音楽舞闘会だから、ミュージカル黒執事くくりじゃないんですよね…しかも謎なオリジナルストーリーだったし…おもしろかったけど…ホームページの過去公演リンクから外れがちですが初演もよろしくね!!!
話逸れたんで戻りますが、パンフのオチも豪華客船編にふさわしいのでぜひ購入して笑って…
箔押しでかっこいいセリフ書いてあるのに開いたら「…笑」になるっていう。
「笑」といえば、グッズ見本の場所でパンフの中身が紹介されていたんですけど、明らかにドルイットだけ彩度違ってて笑った。一人だけライトの暖かみがすごい。
そして余裕あればヴィジュアルブックもついてる完全版をぜひ…。
傷だらけR18セバスも最強だし、リジーのページ左中段の写真最高に胸キュンするから…。

まとめ

いやあまだまだ感想書きたいんだけど、ちょっと書き切れないから二回目見たあと元気あったらまた書くね…(書かないフラグ)
原嶋スネークの声色の使い分けよかったし、セクシーなグレルめっちゃよかったし、チャラチャラロナウドよかったし、リアン最期まさかそれ!?って感じだったし、アンダーテイカーとの対決もよかったし、もう本当に書きたいことたくさんあるんですけどね…。


ゆんセバスはもうそろそろ卒業するのではと巷ではささやかれていますが(なんせスケジュールがいっぱいいっぱい)、え~んやだやだまだまだセバスやってくださいって感じです。



おわり。

*1:どうにか時間軸と世界線歪められたら、このシーンをしょごシエルとゆんセバスで見たいです。本当に

*2:学年は2つ違い