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王室教師ハイネ-THE MUSICAL II-

ハロー令和!
GWいかがお過ごしですか。わたしは休日出勤キメてきました。世界は誰かの仕事でできている。


さて、日曜日の話になりますが、王室教師ハイネ-THE MUSICAL II- 大千穐楽おめでとうございました!
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※めちゃくちゃ適当に撮ったのでブレブレ笑
前回見ていなかったので評判と円盤視聴でかなりハードル低くしちゃっていたんですが、見てみると案外よかった!

奨悟くんのデビュー曲「しょっぱい涙」がアニメの主題歌となったのが2017年4月で、ミュージカル第一弾は9月に上演。
そのときはアフトクが開催されて、ゲストに召喚されたらどうしようとか2.5舞台事情をよくわかっていない面々でわたわたしていたんですが、結局なくて安堵していたら。今年公開の劇場版アニメで。主題歌をやると。さらには声優をやると。しょうへいへいさんと双子王子で。
ミュージカルに出演します!と発表されても、でしょうね~~~~~~!!!!!としか言えなかったです。



ハイネといえば、ランブロがえげつない(ハイネに限らずだけども)、後方列でも本人確認あり等々、をたくに頭抱えさせてたという話は聞いていましたが、まあそんなのをたくの行動次第でなんとでもなるじゃないですか。
なんとでもならないのがその舞台の内容ですよ。
観劇中、「あ、これ繰り返し見るのか…思ったよりキツいな…」と思わずブルーノになりました。
(劇中、隣国へ留学したブルーノが厳しい授業に取り組みながら、つぶやいた言葉が身内間で大流行しています)

かけあしくりかえし

なぜ初見でキツいと感じたのか振り返ってみると、
・ストーリーが駆け足
・話が繰り返し
だったからかなと。
未見者のために仕方ないかと思うんですが、ハイネ先生と4王子の出会いから、双子王子との合同授業を経るという今回の話に至るまでのダイジェストを入れ込むとかなり駆け足になる。
アニメは見ていたのでそうだったそうだった~と見ていましたが、完全未見者だとどこまで把握できるものなのかと思いました。
第一弾は円盤視聴ですが、アニメ1クールを舞台2時間半でやっていたので、駆け足は予想していたけれど、4王子のダイジェストは外せないんだろうな~。


また、劇場版の子ども(双子王子)対厳しい大人(父親)という構図が、敵対する大人が変わり(王室教師ヴェンヴィン先生)、子どもの心境が変わったけれど構図は変わらず、繰り返し。
合同授業の後、国へ帰っても相変わらず授業は厳しいし歌は歌えないしポンチュキは食べられないし…って王子たちの合唱で考えが改まったかと思いきや、パパ変わってないやん~~~~教育方針に迷ってたから人間すぐすぐ変われないよね~子どもは柔軟だけど大人になっちゃうと難しいよね~~~~と思いました。


とまあ、1幕はそんな…って感じだったんですが、2幕は普通に面白かったです。


音楽

第一弾は、友人から「ミュージカルしようとはしている」と円盤を貸してもらって視聴したんですが、友人の言葉通りの感想を抱いたので、あんまり期待していなかったんですが、第二弾よかったです。
「誰は君のために」「上を見上げれば夢が、下に目を向ければ愛が」と歌うナンバーが特に好き。
誰は君のために~は、冒頭でも2幕最後でも歌われるけれど、双子王子とブルーノ王子の問題解決を経て聞くと、王子たちの成長を改めて感じられる。
横を向いたら友や家族がいて、上を見上げたら夢がある…まではよく歌われるテーマだと思いますが、これらに加えて「下に目を向ければ愛がある」という観点が素敵。
黒執事だったら玉座の下に駒の亡骸が積みあがっているから(リコリス劇中歌)、下に目を向ければ「亡骸」とインプットされていたので、初めて歌詞を聞いたとき衝撃でした。黒執事はダークな物語で、ハイネはハートフルな物語だから根本違うんですけどね。
身内間では、下(客席)に目を向ければ愛(をたくたち)がいるよ~~~~って心の中で元気に推しへ手を振るというネタを永遠にやってました。
一方的に愛を名乗るをたく面の皮厚過ぎる(笑)((奨悟さんは下を見ないのでそういうとこほんと好き))

衣装とセット

2幕の白衣装が素晴らしい…!
細部までこだわっていて、見ていて本当に楽しかった。
剣術試合のため、レオンハルトとイヴァンは袖が絞られていたのがすごくかわいかったし、なによりユージンの胸元のリボンがかわいくてかわいくて!
は~~~これはどう見ても天使ですわ。
もうこの際ランブロでもなんでもいいからこの衣装の舞台写真が欲しい…。
通常衣装も改良されていたので(キービジュが発表されたとき、発砲スチロールに金色スプレー吹きつけたんか?っていうくらい袖口のチープさに絶句したけど本番ではロイヤルになっていたので、改良後のブロマイド欲しい…)とにもかくにも舞台写真が欲しい。アンケートに思いの丈をぶつけてきましたが、ほんとに舞台写真が欲しい。

ユージン・ アレクサンドルヴィチ・ ロマーノ

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唯一神戸らしいことをした。ロイヤルな雰囲気だったのでロイヤルなお写真を。(写真を撮るセンスは相変わらずありません)


KAWAIIという言葉はユージンのためにあるんでしょうというくらい可愛かったです。
自信なさげに猫背気味で内股で俯いているところが本当にかわいくてかわいくて。
双子王子って年齢12~13歳なんですけど、二人ともちゃんと少年でした。
全然少年できるからしょへしょごで生執事で双子やろ…ハートフル物語よかったから今度はダークサスペンスやろ…。


話ズレました。
ユージンは「諦めが肝心」と歌うネガティヴ思考なんですけど、イヴァンに拒絶されたからグランツライヒへ向かって助けを求めるの、全然諦めてへんやん…。それだけイヴァンは大切なんだね…。
双子の王子で、二人とも次期国王として教育を受けているけれど、年齢順だとどうしてもイヴァンの方が国王になるじゃないですか。
だから、ユージンは諦めがちな性格になったと思う。努力したところでイヴァンが選ばれるのであれば授業も面倒なだけ。
だけど、利己的で冷静のように見えるのに、イヴァンを心配して怖くて厳しいヴェンヴィン先生にたてつくところは、考えるより体が動いてしまう少年らしいアツさがあって、ああ~12歳だもんそうなるよね、という少年漫画的展開でした。


スピーチ対決放棄して、先生に訴えるところ、客席に後ろ向きだったので、もったいなさすぎました。
TDCの1BL2BLの見切席から見たい場面だった…(刀ミュむすはじで吹っ切れた兼さんが岩の上に現れたとき、嬉しそうに兼さん!と呼ぶ堀川くんの笑顔の横顔といったら!)
今回、客席を観客に見立てていたから、主賓席にいる国王たちに話かけるとき王子たちみんな後ろ向くからもったいなかった…。
合唱にやっぱり参加する!となった双子王子の名乗りもちゃんとお顔見たかったよね…。


やるせなさに打ちひしがれながら、顔をゆがめているのが2幕は多かった。
イヴァンにスピーチ続行を促されたとき、肩をがっくり落として、原稿を拾って「めんどくさい…」と悔しがって言うところ、この状況への憤りをうまく言葉に表せなくて、口癖の「めんどくさい」を使ってしまうところが王子たちの中で一番末っ子感出てましたね。


末っ子感といえば、ポンチュキに釣られるところも、末っ子でした。
イヴァンは必死に手を抑えてポンチュキを食べたい気持ちと戦っているのに、ユージンはぽっかり口を開けて手を伸ばして、ふらふらもしゃりもしゃりしていて可愛かった~~~~
前髪ふんわりしてるから、どの座席からも目元に髪がかかってしまってなかなか見えにくいんだけど、ポンチュキ食べてユージンに怒られてもおめめくりくりさせてもしゃり続けるユージンかわいかったよ~~~~~。


あと歌がね!グランツライヒ来たとたんのびのびと歌っていて、ああ~~~好き~~~ってなった。
父の意向で歌が歌えない…と歌うのは俯き加減だけど、誰にも邪魔されず好きなように歌えて楽しそうな姿はをたくもうれしかったよ…。


かけ算日替わり、神戸初日ではレオンハルトから振られて思わずにやっと笑っちゃうユージンというか奨悟くんもきゃわわでしたね。

リヒト「7×8は?」
レオンハルト「どう思うユージン?」
ユージン「…7×9は?」
レオンハルト「ごまかさないでユージン。どう思う?」
ハイネ「…はい^^」

※細かい掛け算は忘れちゃったけどこんな感じ。
しょごたんやっぱりだいにゃんさんのオキニじゃん~~~って沸いてました。かわいい。


それまで欄干に手をついて項垂れていたのに、前楽大楽だけ、イヴァンが剣術で敗れてしゃがみこんでしまったの、かわいかったけれどわたしたちも悲しかったよ…。
あんなにお兄ちゃんが必死に頑張っていたのを間近で見てきた弟だから、感じることもあったのだろうな。
グランツライヒが勝利したので観客もアンサンブルと一緒に拍手で称えるんだけれど、双子王子推しにとっては元気よく拍手できなかったです…。
毎回意気消沈して拍手していました。みんなかわいいけど特に双子王子かわいいって思いながらさ…。(ただでは転ばないをたく)


最後のEDラップとダンスもきゃわきゃわで爆沸きしてた。
下を向きがちで、神戸初日は笑顔少なめだったのも可愛いし、それ以外はにっこにこ(だけど下向きがち)なのもかわいかった~~~~
ラップ冒頭で頭に両手添えるのも、片手だけ添えるのもかわいかったですね!!
あ~~~かわいい。双子王子も入ったバージョンのED配信して…買うから…お願い…。


大楽カテコ、自分の番に自信なさげにおずおずと「次は…ぼくの番かな?」って出てくるのあざとかわいすぎませんか。この路線、いつまで続けるかわからないけれど、できるだけ続けてほしいくらい。
ポンチュキのくだりはしょうごくんの挨拶テンプレートその3だなあと思って聞いていたんですが(むすはじしかり)、伯爵からポンチュキ投げられるとは思ってなかったわ(笑)
そのあとポンチュキを時々ふにふにさせるのかわいかったです。
ロマーノパパの挨拶で「双子の子供ができてうれしかった」というくだりでうんうんとお話聞きながら、頭に手をやっていたから「照れてる~~~きゃわ~~~」と沸いてたら、あとで友人の話から「あれ後ろの襟を直してたんだよ」って言われて自分の記憶改変っぷりにひいてた。なんだよさかもとさん通常運転かよ。わたしも通常運転です。

イヴァン・ アレクサンドルヴィチ・ ロマーノ

双子王子の兄イヴァンは、当初父親からの期待に応えるためだけに次期国王候補として努力を重ねていたけれど、グランツライヒ王国での経験を経て、【自分の意志】で国王になりたい!力が欲しいと気持ちに変化が。
仮面ライダー斬月に通った友人から「これグラシャですよね!!!」と言われて「わかりみ~~~~!!!!」となったんだけど、このネタ通じるのほんとに局地的で悲しい。みんな斬月見てくれ。


しょうへいへいさん、初めましてだったんですが、ダンスばきばき踊ってて、双子王子同じ振り付けでターンしてる???てなってました。(最後の誰は君のために一番終わり、なぜか双子だけターンするところ)
自他共に認めるように、ユージンは奨悟くんとリンクする点が多々ありますが、イヴァンとしょうへいへいさんがリンクするのはストイックなところかなと感じました。
最後の剣術の試合の鋭いまなざし、本当にかっこよかった。あんなに顔がいいのに、それに甘んじず迫力に満ちたオーラ放つへいへいさん、本当にかっこいい。
しょうへいへいさん、生で見る方が圧倒的に美しいのがよくわかりますね。
奨悟くんとはまた違う横顔の美しさで、思わず目が留まってしまう場面が多々ありました。
丁寧にお芝居するし、また別作品でも見てみたい。



他キャストさんも感想書きたかったけれど、時間がないのでここまで!
前楽のスタオベを見て、ハイネ先生を演じるうえちゃんさんが「役者冥利につきます」と言って涙ぐんだの、思わずこちらもぐっと来ました。
そしてその後ろから帽子だけ見えるローゼンベルク伯爵…。笑


まとめ

平成最後の観劇が王室教師ハイネでよかったなーと思います。
不満もあるにはあるけれど、丁寧に作られている舞台だってよくわかるし、なにより作品が愛されているのが伝わってきて楽しかった。
愛される人が好きなので、愛される推しが愛される作品に出演するなんて楽しい。
個人的にミュージカルハイネはミュージカル黒執事を目指しているように感じるので、頑張ってほしいなって思います。
ハイネ終わって寂しいからリコリス再演見だしたら、やっぱおもしろかったので、何年経っても、「ハイネおもしろいよ!」って薦められる作品であってほしい。


令和も楽しくをたくをしましょう。

おわり。