BREAKING DAWN

ゆるくしぶといファン

2006/01/06→2019/06/30

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愛犬とのエピソードを話すときは必ず慈愛に満ちた表情だったので、それを見るのが好きだった。愛犬の話をするときにだけ見せる表情。


引退前に開催されたバースデーイベントでは、愛犬のシルエットをデザインしたグッズがお土産として配布された。16歳、17歳と2年連続も。


韓国で開催されたファンミでは、フォトコーナーでいきなり愛犬の写真を3枚披露し、親ばかっぷりを見せていた。


実家に帰省すれば、愛犬との写真を投稿してくれていたし、帰省していない間も、家族から送られたという写真をわたしたちにも見せてくれていた。
どれも小さな家族に対して大きな大きな愛情が注がれている様子が画面を通して伝わってきた。


わたしが好きな写真の一枚↓


ふたりともはちゃめちゃにかわいい。愛おしい。
家族の方が撮った写真だと思うが、ふたりともたくさん愛されて育ってきたことが容易に想像できる一枚だ。


わたしの一番好きなエピソードは、彼の母親は天然らしく、ぱんくんと彼を動画で撮ろうとしたら、スローモーションになってしまったという話。
ぱんくんの両耳を持ってパタパタとさせ、「ぱんくん、空飛んでるね~~~」と言っているところを彼は撮ってほしかったそうだ。
再現する彼の姿がとてつもなくかわいくて仕方がなかったし、パタパタされているぱんくんを想像すると、わたしたちも自然と笑ってしまった。
きっとされるがままのぱんくんと、やりたいことをやってご満悦の彼と、それをにこにこ撮っている母親がいたんだろう。
かわいい世界。


後悔していることがある。
秋の大阪でのサイン会でぱんくんとの写真を載せてほしいとお願いしたが、歯切れが悪かった。
このときは実家に帰れる時間もあるかわからなかったからかと思っていたが、実はこういうことだったのかと。
年始もあけましておめでとうとあいさつをしてしまった。とても申し訳なく思う。


件のブログが公開されてから、今までの写真を見返している。
直接姿を見たことも声を聞いたこともないけれど、確かに彼を通してぱんくんから幸せを受け取っていたんだなとつくづく実感している。
そっか、もう、会えないのか。


他所のお家の、しかも「推しのお家のペット」という遠い遠い存在だったけれど、写真を通してだけでしか見れなかったけれど、わたしにとっては近しい存在だった。なぜ、今になって気づいてしまうんだろうね。



今までたくさんの幸せをありがとうございました。
ご冥福をお祈りいたします。