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ゆるくしぶといファン

ミュージカル ロミオ&ジュリエット @赤坂ACTシアター

古川雄大、生田絵梨花、馬場 徹、平間壮一、渡辺大輔、大貫勇輔の回を見てきました。
 
 
 
 
 
いや~~~~ロミジュリなんて見るつもり毛頭なかったんですよほんとは。
なんかしょっちゅうやってるシェイクスピアの人気な舞台、くらいの認識しかなかったんですよ。
壮ちゃん出てるしゆん様ロミオだけど…まあシェイクスピアとかよくわからんし…帝劇(1789でデビューです)楽しかったからってこっちの道(大作ミュージカル)来たらお金いくらあっても足りないからガマンだ!でスルーするはずだった…のに…
生執事のゆん様からのハンサム壮ちゃんで、こんなかっこいい二人が一緒の舞台にいるんでしょ?!もう見る、見るしかない、えっ、でもゆん様の回ことごとくないやんかー!ゆん様壮ちゃん回は外せない、しゃあない有給とったるーーーーー!!で平日マチネ行っちゃいました。ちょろい。
 
 
 
なので、イケコ演出があーだこーだいえない初心者なので、結局感想はダレダレがかっこよかった!くらいしかないという…。
 
 
・古川雄大/ロミオ
1789、黒執事ときて、ゆん様のスタイルにこの人は人間なのか…?と初めて疑問を持つという…。タイトめな髪形のせいかな?
世界の王で、悪友3人と並んだとき、まずそーちゃんマーキューシオとの身長差にふわあああ♡って一発目にきたんですけど、あれ、ちょっと待って、ゆん様って何頭身よ…?というハテナで頭がいっぱいに。だからもう一回世界の王を真面目に見たい。今更ゆん様のスタイルに意識持って行かれたの悔しい。
ゆん様のよいところはなんといっても、世間知らずな青年が似合うところですね。
森を散歩しにいくところとか、まだ見ぬ恋人に夢見ているところとか、なんか地に足ついていないふわふわ感がゆん様らしい。
ジュリエットとバルコニーで密会し、別れるとき、一度バルコニーから降りかけるんだけどもう一度ジュリエットの顔に近づいてリップ音つきでキスするの胸キュン止まらなかった。責任とってほしい。(???)このシーン、ゆん様には王子様感しかなくてむしろ引く。絵に描いた王子様で、ラストを考えるとあああああもうそんなことやめてぇぇ余計悲しくなるからあああってなる。
そんな胸キュンでとどめさされたあと、神父様に結婚の相談をする場面で、神父様に飛びついたり、飛び跳ねてきゃっきゃしだして、いきなり幼児退行化したんかいなっていうくらいはしゃいでてバルコニー場面との温度差にびっくりしたんだけどそんなものですか??バルコニーこんなはしゃいでたっけ???
結婚で幸せになるはずだったのに、マーキューシオが死に、そのためティボルトを手にかけ、精神的にやられているところ、もう、もう、悲哀に満ちた青年の表情がひたすら悲しかった。それまでふわふわ夢見る無邪気青年だったのに、親友を亡くして人を殺してしまって、自分のやってしまったことに驚いて、混乱してるロミオが悲しかった。終わりまで転げ落ちるのはもう誰も止められないんだなって思った。ゆん様の繊細な表現、いいよね。
ロミオと死のダンスは、もうゆんロミオのまだかろうじて「生きている」という美しさと、大貫さんの「冷たい」死の美しさにため息しか出なかった。着実に死が近づいていて、まとわりつくの、怖くて美しかった。
ジュリエットの部屋でのシーン、まあ、正直、筋肉しか見てなかったので、歌、そう、歌の記憶がほんとないの、反省してます…。
二人が出てきたとき、「あっ、双眼鏡」と思う前に周りの方がスッ…と使っていたのでわたしも乗っかって使いました。
生田ジュリエットは朝でもキュートで溢れていて仕方ないのに、ロミオの色気(怒怒)
もうここから、ほうれんそうができてないばかりに、悲しい運命が待っているかと思うと、ロミオが名残惜しそうに部屋を去る点について、もっと、もっと、愛情表現してやって!?!?ってなる。
「ケータイが…ない…?!」は正直笑いました。
 
 
生田絵梨花/ジュリエット
アニメ声にいきすぎず、でも朗々とうたうま系でもなく、もうめっちゃめっちゃかわいいジュリエットの歌声でした。
16歳の乙女に納得しかない。
最初の衣装は、ふわふわかわいいミニドレスにスタジャン羽織ってて、可愛いんや…可愛いんやけどわたしの期待してたとこと違うんや…と思ってました。これで箱入り娘はちょっと苦しい。
今流行りのゆめかわの甘辛ミックス的?な?もう今何が流行ってんのかよくわかりません…。だけどゆらゆらちゃんが着てそうなやつだな~めっかわ~♡だったので、まあかわいいは正義ってことです。
ロミオに恋して夢見てふわふわしてる生田さんも好きなんだけれど、親とのシリアス問題に直面したり、神父様に助けを乞うところは、なんやかんやかわいいままのジュリエットで、結局彼女は「乙女」だったんだなあって思う。
ロミオには悲哀さめっちゃ感じるんだけど、ジュリエットは終始夢見がちというか、わたしはママとはちがう愛に溢れた結婚をするのよっていう「恋心」だけで突っ走っちゃった感がある。これが普遍的なジュリエット像なのかはわからないけれども、 ロミオに比べると救いようのない悲しみをあんまり感じないなあって思った。
仮死状態から復活して、死んだロミオを発見して、自分も後を追おうと、ロミオに必死にキスするのにもう毒が残ってない…短刀で死ぬしかないわ!っていうところまで、ちゃんと可愛い。死のうとするところに健気さを感じるっていうのもどうかと思うんだけど、ロミオの後に行かなくちゃ、っていう猪突猛進的でかわいいところ、嫌いじゃない。自分の運命呪ったり、すごくすごく悲しむんじゃなくて、ロミオ置いてかないで!今行くから!ってポジティブな後追いに感じた。若いからこその勢いかな?
むしろここのジュリエットかわいいから、ああああもう神父ゥゥゥゥゥ?!返信ないならないでちゃんと確認とって?!?!なに若い二人を死なせてるの?!って怒りの矛先が神父に向いちゃう。
 
 
 
・馬場 徹/ベンヴォーリオ
多分序盤の笑いを客席から引き出す役割は彼にあったんだろうけど、わたしが見に行った回は周り微動だにしてなくて、ここ、笑うとこじゃないん…?ってびくびくしてた。他の回はどうだったんだろう…。
ばーちょんベンヴォーリオは歌も安定してるわ、ふわふわロミオのお世話係も全うしているわ、そりゃママも頼りにしますよねっていう頼れる親友感あふれてました。まあゆん様と並ぶと、遠近感覚おかしくなってしまうのがあれですが…。
ティボルトを手にかけて、座り込むロミオを抱えるベンヴォーリオの表情にはぐっと来た。親友一人は亡くなるわ、もう一人の親友は人を殺しちゃうわ、ベンヴォーリオも精神的に相当きてるはずなのに、それと一緒にロミオの感情も抱えちゃってる感じが丁寧に表現されてた。悲しかった。その中で、ロミオは幸せ者だなあとも思った。大切にしてくれる友人がいてくれて、その友人が馬場ベンヴォーリオでよかった。
 
 
 
・平間壮一/マーキューシオ
頭のネジ二本ほど飛んじゃってる悪友ちゃん。壮ちゃんの腹筋胸筋大サービスだったから、若造3人組の中で一番ヤバそうでも素直に沸いてやりました。あああ、かっこいいね?!
かっこいいくせに、冒頭、「おれたち(モンタギュー)のシンボル、ドラゴンだぁぁぁ!!!!」って叫ぶところ、えっ厨二全開じゃん…マーキューシオちゃんめっちゃかわいいじゃん…とも思いました。すっごい自信満々に言うんだよ、あれ絶対黒歴史になるやつじゃん。壮ちゃん似合うよこういうの…。
キャハハ、ケラケラ笑いながらトチ狂ったように振る舞うところ、なんでロミオこの子と仲ええのん…?と疑問に思ったんだけど、キャラ設定はだいぶ変ってるんです…よね…?よくわかんないけど、この三人バランスとれてんなーと思った。
ベンヴォーリオが「めっ!」という具合でナイフを出させる間も、ニヤニヤしながら、ナイフを次々出しては渡していくのかわいかったな~。
「マブの女王」も「綺麗は汚い」もマーキューシオよかったですね~悪ガキ感しかなかった。女の子からかって遊んでやろうゼ!なんてもう最悪!こいつもう最悪!なんだけど、正しい悪ガキ感。悪い男じゃないんだよ、悪ガキなんだよ。
ナイフをいっぱい持っている不良なんですよ。
若いがゆえに地に足つかず、足に羽生えてる感じがする。*1
ロミオはふわ~ってゆっくり飛んでるけど、マーキューシオはぴゅんぴゅんあっちゃこっちゃ飛び回ってる感じ。ベンヴォーリオは地面に足つけながらボケまくりながら二人の面倒を見てるイメージ。(適当)
マーキューシオの話に戻ると、UFO帽子をちょけながら被るの、もうただの悪ガキじゃん~~~厨二じゃん~~~もうかわいい~~~~でも絶対側には近寄りたくない~~~~と思ってた。
舞踏会にけしかけ、終始ふざけまくりながらベンヴォーリオと協力して、パリスやティボルトをブロックしていくところは悪ガキ感の中にかっこよさを感じた。なのに、かきまわしてやろうっていういたずら心できゃっきゃしてる可愛さも合わせもつってどういうこと。
まあここまで頭のネジ吹っ飛んでるやばいやつに可愛い可愛いかっこいいかっこいいのエンドレスをしてたんですけど、ティボルトに刺されたときはもう悲しかった。
ロミオに「お前の腕の下から刺されたんだぜ…」って少し笑いながら言うの、最後まで悪友で振る舞おうとしてるようだった。いいやつだったよお前…。そのあと、ベンヴォーリオに抱えられながら、ロミオに強く「ジュリエットを愛せよ!」って言い放つの、かっこいい壮ちゃんのマーキューシオだった。壮ちゃんのマーキューシオ見れてよかったな、って幸せにも思える最後でした。
あとは壮ちゃんのダンスですね。
親たちは貴族の格好しているのに、若者たちは現代風の格好しているもんだから、正直モンタギューvsキャピュレットの図はウェストサイドストーリーを見に来たのかな???と思ってた。(とっても適当な感想)
だけど、壮ちゃんの得意分野であろうジャンル、ストリートやポップのダンスを楽しめたのはよかったな。こればっかりはこの若者たちの衣装じゃないと踊れないよね…。正直ロミジュリを始めスルーしたのも、壮ちゃんのダンスあんまり見れないならいいや…っていう理由だったので、むしろ若者たちの衣装があれでよかったなって思う。
評判あんまりよろしくないけれど、ケータイ使ってロミオがいない!?のとこのダンスは好き。
 
 
 
渡辺大輔/ティボルト
ロミオとマーキューシオが男の子感残しているのに対し、ティボルト大人の男の色気しか出してなかった。そりゃおばさまもあんたに夢中になりますわ!!というのが率直な感想。
しかも、ジュリエットがよそのお金持ち男に奪われてしまう…ちっちゃい頃からガマンめちゃめちゃしてきたのに…って歌うところ似合いすぎる。
タバコを吸いながらの場面、もうめちゃめちゃかっこよかったですね。たとえばロミオたち三人が吸っていても、ぎゃーっがっごぃぃぃぃぃ!って心の中で絶叫するんでしょうけど、大ちゃんティボルトに至っては「…はぁ………なにあれ…かっこいい…」っため息ついちゃうレベル。
だけどすべてにおいて大人の色気ダダモレ過ぎて、乙女ジュリエットちゃんの心には響かない伊達男っぷりだな~とも思いました。ちょっと色気に針が振れ過ぎたティボルトでした。
 
 
 
 
初のロミジュリ、単純にキャストファンで行ったんですが楽しかったです。
幸か不幸か、初めてだったからこそ、ケータイやAEDも特に違和感なく見れたんだと思う。
ゴテゴテの当時のイタリアの世界観だと、あのバッキバキに踊るヒラマーキューシオを見れなかっただろうから、今回の演出は思いの外楽しめました。
そして、一回だけのはずが二回目行きます~もうこんなことならはじめっからアミュモバでとっておこうよ…って感じですよね~~RENTはたくさん見るつもりです~~~~
 
 
 
 
 
初めてのアクキーをゆん様と壮ちゃんに捧げました。ヒラマーキューシオかわいい
けど、普通に台紙傷つきすぎて見れたものじゃない。笑

 


f:id:chibachiwa:20170204102720j:image

*1:天使じゃないから、背中に羽はついてないイメージ。

【感想】舞台「パタリロ!」

今更…だけど感想あげておきます。
2018年の続編が今からとても楽しみ!
三回見たんですが、全く飽きることなく楽しかったー!
今、dアニメで配信中らしいけれど、円盤待ちです。でも配信見てもいいかな…と思うくらいおもしろかった。


ゲネプロ終わり、ツイッターでバンバン濃厚なシーンのお写真が平気で流れてきたとき、正直ギョッとしました。
もともとそういう漫画だとは知ってはいたけれど、あまりにもあけすけな表現だったので、刺激強すぎないか…とドキドキしながら見に行きましたが、なかなかどうして濃厚なシーンとただただおもしろいシーンがいい感じに混じっていてすごくおもしろかったです。
さなちゃんすごいよさなちゃん…



舞台パタリロは、舞台化発表されてから絶対見に行こうと決めていました。
原作はすべてではないですが、実家に何冊か単行本があり、子どものときに繰り返し読んでいました。
バンコランの叔父とマライヒのやってることが理解できなくて母に聞いたこともあるなあ…(遠い目)ちなみに回答は「大人になったらわかります」でした。それで納得していた自分…。


ストーリーはいくつかの初期エピソードが組み合わさり(物販でも販売されているベスト版にも収録されている)、最後に次回予告(スターダスト計画)のお歌を歌って終わるというもの。
ツイッターで流れてくるゲネプロの記事や写真では、バンコランとマライヒのキスシーンやそういうシーンが載っていて、「ひぇぇぇぇ」とずっとおののいて終わってしまったらどうしようと不安だったんですが、構成にしてやられた!って感じでした。
序盤、バンコランがキスする「フリ」をして悪者を落とし「まったく罪な唇だ」といい、それを受けてパタリロも悪者にもろにキスをして同じセリフを言うので(ちなみに悪者は失神する)、なんだ~パタリロもキスするんだ~そういうノリね~理解理解~と思っていたし、バンコランとマライヒのデュエットソングにおいてはバードキスのような軽いものだったし、「記事には濃厚なラブシーンとか書いてあったけど全然余裕や~~~」と油断していたら、バラ園の絡みはバラしか咲いてなかったし(???)、最後の二人の別れ際のキスがもう軽く十秒は超えるもので、あっえっ、油断していてごめんなさいってなりました。
バラ園でマライヒがバンコランの上にのっかるとき、もう言葉にならずただ息止めていたんですが、隣の人は笑っていたので、これはなかなかおもしろい反応の違いだなとぼんやり思いました。
結構笑っている人がいたので、ギャグとして捉えられたのか、それとも恥ずかしくて思わず笑ってしまったのか、理由としてはそのへんでしょうか。わたしはとても笑う余裕なかったですけれども。
このときのマライヒの目の伏し方がいろっぽくてさなちゃんすげえと思いました。
そのあとのシーンの何十秒ものキスのあとに、それを見ていた外交官がマライヒを誘導するときよろめくので笑いが起きるんだけれども、ここがあってよかったなあと思いました。それまで、えええこれはどう反応すればいいんだ??とグルグルしちゃうけどでも目が離せなくって…とおろおろしていたら笑いの落とし所つけてくれたからよかった。


メタ満載のギャグ漫画だから、冒頭で「昭和のマンガが原作だから、過激な描写や差別的表現もあるけど、よろしくね!」と堂々といいのけていましたが、パタリロらしく作者や他のマンガのキャラクターが登場しても、全く不快に感じることなく観劇できました。
別に悪いってわけでもないんだけどなんか気があわないなあ…というギャグや空気を出してくる舞台も世の中にはいくつかあるけれど、パタリロはかなり際どいものを繰り出す割に消化出来ないものがいっさいなくてただただ楽しかったです。
特に違和感を感じることなく原作を楽しんだ感覚を、舞台でも感じることができて嬉しい。


個人的に好きなギャグは、タマネギたちがパタリロを「殿下!」と呼ぶ中バンコランが「便器!」と呼ぶところです。
そのあと、「なんだ、前よりピンピンしてるじゃないか…いや、ピカピカか」といってタマネギたちがうまいとやんややんや騒ぎ、ギャグが受けてご満悦なバンコランの顔おもしろいからみんな見て。


楽曲もすばらしいです。
ワンフレーズを繰り返すのが多いから、くどいなあ…と感じていましたがクセになってくる。
9曲ありますがどれもインパクト大。
プレイボタンが物販にあったのでかなり悩みましたが買わなかった…でも買えばよかったかな。CDや曲配信だったら即決なのに。
パタリロ!テーマ!」は、パタリロと連呼してるんだけど、色彩感が独特な原作っぽくて、華やかで好きです。振り付けもかわいいしパタリロっぽい。パタリロが手の先まで意識して踊っているところが好き。
「ビバ!花とゆめ」は、頭から爆笑をかっさらっていて瞬間風速がすごかった。名作のタイトルがコールされるんだけれど、振り付けもなぞらえていてただただ楽しい。「あとパタリロ~」といってポーズとるのがいい。
「キラー バンコラン」のサビがすごく好き。バンコランを連呼してくるのがいい感じに頭おかしい。そして「そこの美少年~全員美少年~」とか意味わかんなくない?!でも浮気性のバンコランっぽい。
「あの人」はマライヒがバンコランを思う歌でキュートだった。目の伏し方、指先、手を交差させるところ、美しいというか、キュート、でした。さなちゃんすごいよさなちゃん。
「タマネギ部隊のテーマ」は、オニオンヘッドって言うところが好き。けいちゃんの「~なの?」ていうところかわいすぎる。後ろの映像もポップでかわいいし、デキる美少年たちなのにおまぬけなところがタマネギだよね。
「恋のスナイパー」は、デュエットソングなんだけど、つねさんって歌うと声が高くなるししゃくりあげる?傾向にあるから、このときの歌声の、マライヒとの声のバランスと、本人の見た目とそぐわない印象を受けました。でも一周まわっていい感じがしてきた…。このときのマライヒは恋できらきらしていてめっちゃかわいい。
クックロビン音頭」いわずもがな!という感じです。マライヒが口ぱくで「ぱぱんがぱん」って言うのぎゃんかわ。すんなりこの曲を出してこないところが憎いよね~~~~
「次回予告だ!NEXT!」は、挨拶と合わせてメタネタも絡めて大団円に終わるところ、ハッピーしか溢れていなくて本当に楽しかった。「こういうノリの漫画なんだけど、わかったよね??」という趣旨で始まるの、原作未見の人に向けて、かつ続編見越しての言葉だと思うんだけど、こういうの入れられるのがパタリロだなあと思いした。
「このあと(スターダスト編やったら)二時間半だと足りないよ」とか「キャストが持たないよ」とか歌わせるのおもしろい。
あとマライヒの「僕の美しさわかったかい?」て言うところめっちゃかわいいから見て。さなちゃんすごいよさなちゃん。



パタリロ、バンコラン、マライヒが登場するとき、大体客席が息を呑んだりどよめくのが楽しかったし納得でした。
バンコランの登場時、周りの席の人がどよめき、拍手を送る人が多かったようなんだけど、いやわたしも思わず拍手しちゃった。ビームをだしながらさっそうと登場するつねさまのバンコランだよ??
そこにバンコランいるんだよ???え、おもしろくない????(かっこいいという言葉の前に出てくるのが
「おもしろい」)
颯爽と現れたマライヒがあっと言う間にバンコランに心撃ち抜かれ、「きゅるるるん♪」って音を纏ながらターンするの、かわいいけれどおもしろくない???
そしてパタリロは言わずもがなおもしろすぎた。
加藤諒くんがいたからこそパタリロが2.5次元になったのだと思うし、感謝でしかない。
等身も表情も本当にパタリロで、ずっと爆笑できました。タイムワープするときずっと白目で動くのすごい。
ただ、セリフ量が多いのと叫ぶところが多いせいか、セリフが安定しないところがちょこちょこあったのが少し残念。
いやでもすごい熱量で客席を圧倒させていたのがさすがでした。


まあ、あと欲をいえばさなマライヒちゃんの体格ですよね…
つねさま細いから、マライヒもう少し細身だったらビジュアルバランスとれたのに、そこが惜しいなあって思ったし、パッと見キツいかなあとも思った。
だけどさなちゃんすごくよく動ける子だから、アサシンマライヒがすごくかっこよくて惚れ惚れしました。もうバッタバタ敵を倒していくのかっこいい。


魔夜メンズも素晴らしかったです。
特に好きなのは「魔夜メンズは考える~」の場面です。美しいのにゲラゲラ笑えるくらい面白いのってどういうこと。
真面目にはけるときまで笑いかっさらっていくのずるい。




お客さんは年齢層高めに感じました。原作ファンも多いのか、御夫婦連れで来られている方も多数。
そのためか、ガラスの仮面ネタの食いつきがすごくよかったですね。
恥ずかしながらわたしはまったくわかりませんでした(^o^)でも楽しかったよ!!





ところで、マライヒがダイヤモンド機構の手先であるという証拠のバッヂを示しながら「昨夜お前を愛したとき」とか、「乱暴に服を脱がせるフリをしてとっておいたんだ」とドヤ顔で話すバンコランいちいちおもしろすぎないですか。