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阪本奨悟 ワンマンツアー2019「X -cross- ~心のアンサンブル~」

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5/17(金)東京、5/25(土)名古屋、5/26(日)大阪の3days、お疲れさまでした!
2019年の「阪本奨悟」すごくないですか???
これからは舞台→音楽→舞台→音楽…のルーチンでいくんだろうな~~と思って会場行ったら。
舞台の経験を確実に取り込んで、音楽に昇華させていた奨悟さんがいた…。
昨年のSPROUTはフルアルバム発表おめでとう~とめでたい気持ちではあったんですが、ライブ終盤では体力を激しく消耗していたのが残念だという感想が一番わたしの中で大きかったので、今年は体力最後まで持つといいなあと考えていたら、そんなレベルの話ではなかった。
今年の阪本さんはむすはじとハイネで得たものを存分に音楽に活かしてましたね。


音楽を楽しむ無邪気な少年と、向上心の強い青年のまなざし、そして時折ハッとさせられる大人の男の色気が混在していて、2019年の阪本奨悟はすごい。

セットリスト(5/26大阪)

カラカラな心
自分らしく生きていたいそれだけなんだけど

bloom~心の花~
Fly
スクランブルドリーミング

オセロ
ながれ

鼻声
恋と嘘~ぎゅっと君の手を~

夏のビーナス
しょっぱい涙
パラレルな関係
人生のピーク

I Never Worry ~虹の向こうへ~
Please me!!

大事なこと

スタイリング

名古屋ではわりかしふんわりしていて、頭を振るたびに表面の髪がさらさら動いていて、おでこ出していたからさわやかな一方、バンドマンぽくってよかった。
ビッグシルエットのシャツにサスペンダーも奨悟さんではなかなか見ないスタイリングでよかった。サスペンダー見るたびに、台湾でひたすら爆沸きしたの思いだすね…(私信)
大阪はパステルピンクのシャツでまた雰囲気がらりと変えてきていたけど、デビュー時のスタイリングを彷彿させる。

カラカラな心

自分らしく生きていたいそれだけなんだけど

何がすごかったって、前回よりも表現力が段違いだった。
独りよがりになりがちな曲だって、きっちりわたしたちに手渡すかのように届けてくる。
とはいえ、俺の曲を聞け!と、あたま2曲はまさにド直球で歌っていたのが聞いていて気持ちよかった。
音源を程よくアレンジしていて、しょっぱなからライブに来てよかったなあと思った。
配信でも後からいくらでも見れるけど、そのときの感触って現場に行かないとわからないもの。
大阪時代ぶりにライブ行きますって子と連番したとき、「ふくやままさはるがよぎった」って話してたけど、そうだよねっていう。
このライブで、奨悟さんだいぶSSWとしての歌い方変えたなあと実感した。ラジオのカバーソングコーナーでも感じていたけれど、子音より母音にかける時間長くなって、鼻にかけるようになったと思うんだけれど、どうでしょう?

bloom~心の花~

MC挟んで、にっこにこで歌う奨悟さん。
今回のライブは表現の幅が大きく広がったと感じるんだけれど、女性目線のbloomも訴求力がすごかった。
「目の下の隈が目立つけど」で目の下をぽんぽんって軽くタッチするの可愛かった。
この曲では一人称が「私」なんだけど、奨悟さんは観客に手を差し伸べるのね。今までは自分に手を向けていたように思うんだけど、今回はファンに手を差し伸べていて、私の人生は私で作らなきゃいけないんだなあと思ったをたくでした。
をたく、他者に自分の人生委ねがちだけど、それじゃあだめだよね。
私は私の生活を大切にしていこうって改めて決意させてくれた1曲だった。

Fly

ファンへの応援歌を歌ったあと、MCはさまず静かにイントロが始まるのいい…。
ずっと歌っている曲だから、そのときの奨悟さんのコンディションとかテンションの変化が一番汲み取りやすい分、個人的にいつも完璧に歌ってほしくて。
それがここ最近ワンマンでは不発に終わっていて、大好きな曲だからこそ許せないけど*1、でもそんなこと言える権利わたしにはないんだなあと結論づけていたから、今回のFlyはほんとにほんとに100点満点の200点です。
ああ~かっこいい、過度にアレンジしすぎず今の阪本奨悟の「Fly」を見せてくれるんだもんなあ。
配信を見返していたら、イントロからスクランブルへつながるような音が入っていたんだね…今回のアレンジ本当に好き…。
ブルースハープも、うまい具合にアクセントになっていて、大好きな曲がさらに大好きな曲になった。
転調も、「見つめる~」で音を伸ばすところもドラマチック。名古屋の最後のダメ押しかのようにフルパワーで歌い切ってるの、ああ、これ待ってたんだよ、と思った。
ドラムの伊吹さん初めましてさんだったけど、どこの音だったか忘れちゃったけど、え、その刻み方めっちゃいい?!?!ってなったから、またご一緒してほしい。阪本さんもまたやりたいって言っていたけど、いちをたくも同じこと思ってます。またお願いします。
あとFlyの手拍子に寛容にならなきゃ…と思ってるをたくだけどやっぱりやっぱりFlyの手拍子は納得いかないので文句マンはまた別記事にて。

スクランブルドリーミング

恋愛曲も好きだけど、やっぱわたしは奨悟さんの書く、こういう這い上がってやるぞって念を込めて今を見つめた曲が好きなんだな~~~~~~~
Flyの後奏からスクランブルのメロディが重なっていって、曲が始まるのめちゃくちゃ最高だった。
上京直後に発表されたFlyと、メジャデ1年後に発表された1stアルバムに入っているスクランブルがつながるアレンジ。
今回のライブの山場はこの瞬間だったと感じている。


この曲もねちっこいと言ったらあれだけど、母音を長く発音させるの好き。ひとつひとつ重みをもって投げられてくる感じ。
一瞬音がなくなった後、アコギだけで「描いた夢~」と歌われるのが、ウワアアアア~~~と語彙のない人間になってしまう。
奨悟さんの熱量の高さをさらに飛躍させるスキルが身についているのがよくわかるし…。


オセロ

オセロって世界観作りこみやすいし、料理しやすい曲だと思うんだけれど、今回も100点満点中200点だったね!
アコギとルーパーに加え、ファルセットを自在に使いこなし、いやもうほんとよかったよ…。
冒頭の音を録音してく過程で、「ah…」って吐息まじりの音聞いたときは、ええええええそれ使っちゃうの!!!好き!!!!!ってなったし、終盤のルーパータイムでは、ギターを><な顔してかき鳴らすのに、えええええええそんな顔しちゃうの!!!!!好き!!!!!!ってなったし、大人の男性のたくましさと、厨二的青さと、そして色気をまとっていて、よかった。
いくらでもくどくアレンジできるのに、シンプルに阪本さんひとりで演奏して歌っているのよい塩梅だった。

ながれ(東京)/会いたくて(名古屋)/ながれ(大阪)

キーボードで弾き語り。
楽曲制作過程では鍵盤をよく使うと話していたけれど、魅せる楽器としてはギターより若く聞こえる、でも、以前よりずっと歌声に楽器が追いついている気がする。
会いたくては切なくてしっとり、ながれはメッセージ性が強いけれど、どちらも鍵盤だから見える表情があるなあと思った。うまく言えないけど。
横顔美しいなあとしみじみ聞いていたらあっという間に終わってしまった。
もっと鍵盤曲やってほしいね。

鼻声

恋と嘘~ぎゅっと君の手を~

アレンジされているけれど、基本は外さず、安心安定のクオリティで聞けてよかった2曲。
ライブで繰り返し聞いている曲だから、箸休めでもあるし、新しい発見と懐かしさを感じられる曲でもある。
鼻声の「150cmでもスニーカーだけじゃなくって」のeの発音めちゃくちゃよくないですか?しつこく書いてる気がするけど、この部分大好き。
恋嘘は聞くたびに、「雨」の中の「カフェ」が思い出されるうえに推し事とそれ以外の思い出が綯交ぜになって、なんだか甘酸っぱい気持ちになる。
以前はひとりでぼそぼそつぶやくように歌っていると受け止めていた部分も、X-crossは前に出てきててわたしたちに届けるように歌っているように感じた。
食い気味に「ぎゅーっと」って歌うのもいいし、控えめだけどアレンジ入れた歌声が素敵だった。
照明がライトブルーでライトグリーンで正解!だったし、ワンマンのテーマカラーに合っていて可愛かった。
バンドの音もきれいで、ふあふあしながら聞いた。

夏のビーナス

バンドメンバー紹介のあと、にっこにこで歌う阪本さんかわいすぎませんか。
大人の男の人のくしゃっとしたかわいさ!
王室教師ハイネの作者ヒガサ先生が、ライブ参加報告のツイートできゅるきゅるにかわいいユージンを描いていたけど、夏のビーナスの阪本さんは確かにきゅるきゅるに可愛かったですわ。
え、今回のライブそんなかわいさ際立っていたか…???かっこよさの方がすごくなかった…???って思ったけど、愚問だった。阪本さんはかわいいもかっこいいも兼ね備えている人だった。

しょっぱい涙

ミュージカル王室教師ハイネの影響と、最近はまっていると話していたジャズ要素が存分にわかるアレンジだった。
「自分だけが頼りなんです」って自分を逆手の親指でぐっと指差して眉動かしたり、「ちゃあんと」って歌ったり、「契約書とか交わしてんの」のイントネーションがどこにいたのさマイプリンセスみとユージンぽかったし、「何十回」でがなり入れてたし、ハイネの影響がこんなかっこよくさせるとはびっくりモンキーですね!本編あんなにロイヤルでかわいかったのに、しょっぱい涙をかっこよくさせるなんてほんと阪本さんすごいわ…
間奏のジャズよりなフェイクめっちゃよかった。
さかもとさんのがっつりジャズを、カバーでもなんでももっともっと聞きたくなるね。
バンドの音もかなりかっこよかったし(キーボードの華やかさといったら!)この曲の可能性はまだまだあるんだな新たな発見ばかりだった。
しょっぱい涙がデビュー曲でうれしいと改めて思った。

パラレルな関係

初めてライブで聞けた曲!
もうかっこよすぎて、かっこよかった。
ハイネで購入したのに、パラレルいい曲じゃん!!!って言いながらまた買ってしまった…。笑
しょっぱいから立て続けにこの曲が来るの、テンション上がるし、本当にいい流れ。
「その手握り返すよ しっかりと」で手を差し伸べてぎゅっと握るのアツかった。
あと一部観客が下から煽る手振りしていて、ニューカマーだ!!!!!!と思いました。やらなかったけど。

人生のピーク

タオルぶんぶん曲。
マイクとタオルをもって、上手下手を行ったり来たりして、ぴょこぴょこ跳ねながら歌う奨悟くん本当にかわいいが過ぎる。
なかなかハードなテンポなのに、やっぱり鼻にかけるような歌い方してて、体力ついたなあってタオル振り回しながらじんわりしてました。
joy of life…って歌うの楽しすぎた。
こんなに楽しいひととき経験できていいんだろうかというくらい楽しかった。

I Never Worry ~虹の向こうへ~

Please me!!

大事なこと

アンコ2曲とWアンコ1曲のこの3曲は、今回のライブのテーマである「アンサンブル」において阪本さんのパートだったのかな、ってセトリを眺めて思った。うまく言えないけど。
上京直後制作したI Never Worry、一緒に夢を見に行こうと歌うPlease me!!、そして歌うことで気づいた大事なこと。
阪本さんと、周りの人々、そしてファンの物語。
スクランブルとは毛色違うんだけど、あいねばーも同じ視点で好きで。
発表時と比べて聞くと、だいぶ印象変わって聞こえるんだろうなと今回感じた。
今の鼻にかける歌い方と韻を踏む部分の相性がいい。


Please me!!は底抜けに明るいし、みんなで行こうぜ!って連れて行ってくれる大きな勢いが好き。
わーーーずっとずっとついてく!!!!!ってぶわあーーーって高まる曲でもあるんだけど、この曲で終わった名古屋でも、Wアンコがあった大阪でも、いい意味で印象が薄かった。
この曲はとにかく楽しいので、コンディションがいまいちでもPmの楽しさで満足していたんだけど、X-crossは全体的に粒ぞろいの曲ばかりだったので、Pmがいつもどおりガツンと上位に躍り出なかったな…。
ライブ後新幹線で振り返ったとき、この感想に至ったとき、自分でめちゃくちゃびっくりした…。
阪本さんの聞かせる力、どんどん高くなっていっていて驚く。


そしてそして大事なこと!
奨悟さんが「大事なこと」と曲紹介するとき、古いヲタクたちが震えがちなんですけど(SPROUTのとき、言葉にならない叫びが各所で起こっていて正直面白かった)、今回はご親族席から誰よりもはやく「あ!」という声が上がっていて、今からセンチメンタルな曲を聞くというのにめちゃくちゃほっこりした…。(ご親族が勢ぞろいエリアのお隣の席だったので)
反抗期でもあたたかく見守ってくれてありがとうございますと感謝の念を飛ばすしかできないのが、心苦しいけれど。

振り返ると君たちがいた

の、「君たち」にはつい最近阪本さんを知ってファンになった新規も、昔から追いかけ続けている古参もみーーーんな含まれてるんじゃん…って感じていたら、フォロワーさんも同じお話をされていて、やっぱりX-crossの大事なことは何か違ったよね?!?!
冒頭から、音楽を届けに来るから、阪本さんの音楽とわたしたちがすごく近づいてるな、というのがというのが通しての感想なんだけど、大事なことの静かな迫力ってなんなんだろう。
昔の自分に語りかけるように、今目の前にいる観客に語りかけるように、そして自分に言い聞かせるように。
お兄さんになった奨悟くんがいた。


大阪時代の曲だから、この「君たち」に入れなかったのが寂しい、と昔誰かが言っていたけれど、奨悟くんの歌うこの曲はもうそんな時空超えていた。
大阪時代の阪本奨悟のことを歌っているし、今の阪本奨悟のことも歌っている部分あるんじゃないか。
奨悟くんの歌をはじめ各種活動がわたしたちの励みになるように、わたしたちの応援が彼の励みになるといいな…とささやかながら思う。
まさに、X-cross~心のアンサンブル~、ラストにふさわしい1曲でした。
(配信にのらなかったのは残念だったけれど、のらなかったからこそ成す意味もあるんだろう)

MCメモ

・いつかひつまぶしをバンドメンバーにごちそうできるくらいになりたい(毎回名古屋では味噌カツとひつまぶしとお金をする)
・僕の家でリラックスしているかのように聞いてください。失恋の曲です。客:失恋の曲を…リラックスして聞く…??(ざわ…)
・しょうへいへいのショウガの串カツ打ち合わせを華麗に裏切るさかもとしょーごそれでこそしょーご
・びーまいべいべをやらせてご満悦

グッズ

タオル

やっと…やっと求めていた質のタオルが来たよ…!!!!ネットに入れて洗わないとモケモケになってしまうタオルとは違う!!!うれしい!!!!ありがとうな!!!!(まず喜ぶところがそこ)
ライトグリーンでかわいい。

トートバッグ

ふっつーのキャンバス地のトートかと思ったら、マチが太目についているうえ、ちゃんと中に2つポケットついてるの!すごくない?!これめちゃくちゃ感動した。
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SPROUTのポーチもダブルジッパーだったし、かゆい部分にもちゃんと手をつけてリリースしてくるグッズ担当者の方と奨悟くん感謝よ…。
(女心がわかると自賛する奨悟くんは、このままずっと自賛していてほしい。かわいいから)
ツアーアイコンとロゴがそれぞれ両面にプリントされているので、アイコンを外側に向けていたらライブグッズと一見わからないし本当にかわいい。
ツアータイトルの字体も可愛いのでどちらで持っていてもよい。



ランダムブロマイド

FCありか会員限定の販売だったんですが、どの写真引いても大当たりよ…。交換に走らないランブロとか初めてじゃん???
シークレットサイン入を当てたくて買ったけど、当てられなかったので次回再チャレンジです。
(特にサイン入りがあることは告知されず、東京ライブ後当たった購入者のツイートで判明するの阪本さんとこの運営らしい)
阪本さんのブロマイドのために、無印のフォロアルバム買ってみたんですけど、これめっちゃいいね?!透明度が100均と全然違う…。今までのブロマイドも追々整理していきたい。
ちなみに、みなさんはどの写真が好きですか?
わたしは赤ライトに照らされているのが推しなんですが、それを言いまくってたら、この写真がやたら手元に来ました。ランブロにも執念を見せちゃうをたくです。

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タオル、トートバッグ、ランブロとめちゃくちゃいいグッズじゃん…!と感動していたら、もうアスマートでは売り切れている。(2019/6/8時点)
やっぱいいものだと思ったらみんな買うよね…。
ランブロ、アスマートでも買いたかったけど、残念だったな~~~
次回のワンマンでは潤沢にあるといいな。


ハッピーにさせるし闇散らかせさせるし、本当に阪本さんは罪な男だなあ!と思っているけど、好きだからしゃあないね。
2019年も残り半分めいっぱいしょっごしょごにされましょう。


おわり。

*1:娘。の「大好きだから絶対に許さない」じめじめしていていい曲だよね

走り書き

すごいものを見たと思った。
名古屋がmy初日。明日(ていうか今日だけど)の大阪で終わるなんてマ?正気で言ってる??


東京終了後、わたしのTLにはいつも通り、「今日もかっこよかった!」とか「ライブ最高!」とか、その日の感想を端的に綴るツイートがいくつか見受けられた。
身内たちは、ライブ後のごはんで一通り感想をしゃべりつくしたのだろう、なんだか静かだった。
こまめに感想を綴るツイートやセトリを見るか迷ったが、そっといいねやブクマをした。my初日を終えてから見るために。


my初日を終えた今。
阪本奨悟、すごいな。
としか思えなかった。
今日の阪本奨悟が今までの人生で一番年齢を重ねているのだし、今日の阪本奨悟がこれからの人生の一番若い。
この相反する加齢と若さについて絶妙なバランスをとった、今までで一番大人の香りをまとったライブだった。


しょっぱなのカラカラな心ではまっすぐ前を見据えて歌う。
次の自分らしくでは余裕ありげに客席を見渡しながら歌う。
bloomではクマが目立つけどと、目の下をトントンと人差し指でタップするというかわいい仕草をしながら歌う。
アレンジが入ったうえ、舞台仕事で確実に力を得たのがわかる表現だった。
しょっぱい涙の間奏中、dadadaってジャズぽいフェイクを入れるのは、最近ジャズにはまっていると話していたなあと思いだしたり。
ちゃんと自分のものにしているんだ…とふわふわ実感していたら、Flyからのスクランブルドリーミングが。そこからオセロになんて。
だから阪本奨悟のをたくやめられないんだよね、って思った。
Flyもスクランブルもオセロも大好きな曲。
上京時の現状を悔しがり、上に行ってやるぞと意気込むFlyと、東京で暮らし少し落ち着いて視野が広がったスクランブルドリーミング。
大好きなFlyだ!とテンションあげて聞いていたら、エンドからメロディがギターによって重ねられていき、それがスクランブルだと気づいたとき!
ずるい、ずるいと思った。こんなんかっこいいに決まってるやん。それなりに曲を聴きこんで、ライブに行った者が体感できる震え。
このつなぎを生み出した人はどなたですか。2019年優勝です。(???)
Flyは暗闇にまっすぐ光が一本道なイメージなんだけど、スクランブルはさーっと視界が晴れていった先に都会の街並みっていうイメージが個人的にあって、今回のライブはまざまざとそのイメージが見えた。


Flyとスクランブルにノックアウトされていたら、ルーパー使ったオセロ(死)
(死)とかめちゃくちゃ久しぶりに使ったし、めちゃくちゃダサいと思うんだけど、これは(死)としか言えない。
2019年令和に入ってから阪本奨悟の伸び率やばない???
一か月前に12歳の少年やってた人なのほんとなのにわかに信じがたい。
ユージン・アレクサンドロヴィチ・ロマーノ(およそ12歳。ダークサイド王子)を経た25歳のオセロって感じ。
語彙がなくて悔しいんだけど、厨二な少年性があるくせに、大人の色気もそろそろ出せるんすわ、みたいな、両建てで出してきてた。
ルーパーに録音するとき、ピックを加えて手拍子しているときの視線、録音の終盤ギターをかき鳴らすときの限界まで挑戦しているお顔、そのくせahとアレンジいれてきたり、ああ、情報処理が追いつきません。
かっこよすぎてかっこよすぎた。
誰 真実~から、楽器の音がなくなって奨悟くんの声だけで歌われるときのかっこよさたるや。
この部分ってかなりアレンジしやすいし魅せやすいとは思うんですが、今回のアレンジはかなりかなり好き。というか最高。


Flyからの怒涛の叩き込み、過呼吸になりかけたころ、ピアノ弾き語りで会いたくて。
MCで、「家ではよくピアノを弾いて楽曲を制作しているので、僕のおうちに来たようにリラックスして聞いてください。失恋の歌です、会いたくて」と言われたものだから、リラックスして…?失恋の歌…????とはてなマークいっぱいになってしまった。
彼のMCセンス相変わらず光っていますわ。
ギターと比べて、やはり作りこみが及んでいないように感じる部分が残るけれど、ピアノでもきっちり魅せてくるのはさすがです。
アレンジも過度に加えられていなかったので、安心して聞けた。
たまには定番のいつもの味が食べたいときってあるよね、っていう安心感。
そういう意味では鼻声と、恋嘘は安心安定だった。


しょっぱい涙の「契約書とか交わしてんの」の言い方はすごくハイネのED感あった…。
反抗期真っただ中の少年感とか、こなれたラップ感があった。
夏のビーナスから、人生のピークまで最高にアガるながれだった。にこにこ目を輝かせながら客席を見渡すと阪本さん最高かな。


アンコールの最後まできっちり魅せてくれたので、そこはほんとに安心できたし、ほっとした。
ライブで最後に力尽きる…ということが間々あったので、体力持っているのはよかった安心した…。


スタイリングもよくて、阪本さんに似合っていた。
髪は少し長めで、がちがちに固めていないから頭を動かす度に表面の髪がさらさらと動くのを見て、きれいだと思った。


大阪も楽しみです。


おわり。